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お遍路旅8日目

12月20日


昨夜は、新宮から本宮に向かって10kmの地点でテントを張りました。
平成23年の水害の慰霊碑が立つ駐車場のある公園の様なところです。

朝起きて、気づいたこと
仮設トイレの看板に書かれている内容が何か変!
そこには、
「仮設トイレ」と書かれていて
その横に
「トイレは使えません。」の文字
普通その場合、そこに本来のトイレがあって、
そのトイレが使えないから仮設トイレを使ってね。
ということになるはずですが、
本来のトイレは、私には見あたりません。

それだと、「仮設トイレが使えない。」って意味にならないかな?
でも、トラックの運ちゃん次々にやってきて
みんな平気で仮設トイレを使っています。
私も使ったけれどネ。



さてさて、
昨夜は、ねぐらに12時頃着いて、
床に着けたのが2時でした。
床につくまでに2時間も掛かったのには訳があります。
それは、夕食の支度に時間が掛かったためです。
コンロの火が弱すぎて、煮炊きに時間が掛かったのでした。

私はこれまでキャンプではガソリンコンロを使っていたのですが、
今回は国内の旅という条件から
日本国内ならば、どこででも手に入る。手軽と言うことから、
カセットボンベを使った1,980円のガスコンロをネットで見つけ、
送料800円を加えて買い、持って来ました。
ところが、そのカセットボンベ、
この寒空の元では、使い掛け(半分近く残っている)のものは全く火が起きず、
新品もちょぼちょぼ、悲しいほどの炎しか上がりませんでした。
チャリに着けてある温度計は、気温はマイナス2℃を示しています。

おそらくカセットボンベは、屋内使用の前提で設計されていて、
冬の寒空の元で使えるようにはなっていなかったのですね。o(._.)φ
今後、寒空で、カセットコンロを使って煮炊きするためには
ホッカイロでカセットボンベを暖めないとならなそうです。

使用中、何度かボンベを火で暖めようとしましたが、
下手をすると爆発する可能性もあり、
この場合には、発熱が穏やかなホッカイロを用意するのが
解決策だろうと判断しました。


明日は冬至ですが、夕方の陽が11月中頃より長くなっています。
11月中頃は、4時半といえば暗くなっていたのに、
一番陽の短いとされるこの冬至には、
5時半頃まで明るいです。

それに対して、朝の陽が昇るのはやけに遅くなっていて、
明るくならないと起きられない質の私は、
目覚ましを5時にセットしていても、
まだ暗いからと寝てしまうことが多く、
最近の明るくなるのは時半となっていて、
結局明るくなったことが確認できる
6時半に起きることになってしまっています。

この朝起きて、ペットボトルの水を飲もうと思ったら、
中身の半分が凍ってました。


そのねぐらを出たのは8時頃、
途中の公衆トイレで顔を洗ったり、ひげそってりしてから
えっちらおっちらと、本宮に向かいました。

本宮も、新宮同様ことさら朱がまぶしく光っています。
世界遺産の一部となって、
力を入れて集客のため、メインテナンスに力を入れている印象を受けます。

本宮では、祠が5カ所ありました。
四つの柱(神様)が祭られているようなのですが、
詳しいことは、知りません。
うろうろと、どこにどういう配分で賽銭をお渡ししたら良いやら判断着かず、
考えあぐねて、持っているコインを祠の大きいところから、
本尊(?)と思われるところ2カ所に500円、
それ以外は100円と賽銭をお渡ししてきました。
(私は受け取る側に対して失礼に当たると感じ、賽銭を投げません。)
神社周り、お寺周りをしていると、
こうして、神様、仏様にお渡しするお金が結構かかります。

考えてみると、
四国88カ所、一カ所に千円ずつお賽銭をお渡ししていたら、
8万8千円、
貧乏人としては、これは結構痛いかもしれません。

空海様、お遍路という、なかなか巧い稼ぎ方を考えたなーって
思っちゃうのは、不謹慎でしょうか?
もっとも、お遍路は、
空海が考え出したものではなくて、
それ以降の誰かが、空海の足跡をたどる旅を始めたのが
きっかけだろうとは思います。

本宮のすぐ近くに道の駅があるはずなのだけれど・・・、
どこにあるか分かりませんでした。
どうも、本来私が進もうとしていた国道168号上にあるようなのですが、
トンネル補修工事のため通行止めとなっており、
その前を通らなかったということのようです。
本宮の道の駅、営業休止状態かもしれません。

で、いずれにしても、その後どう歩みを進めるか決めるために
喫茶店を探し、入ったのは「ガラス屋」という店です。
イスが堅く、長居できる店の雰囲気ではないけれど、
結構おしゃれなお店です。
「ガラス屋」という看板は、ガラス製品の販売もしているからのようで、
そのため、出てくる器は結構凝っています。
コーヒーもなかなか美味しかった♪

今回の旅では、美味しいコーヒーに出会えている気がしています。
近年、日本のコーヒーが不味くなってきていると感じていただけに
これはちょっとうれしいことです。

その店で、日記を付けたり、次の玉置神社への道のりを確認したりして、
12時頃、玉置神社に向けて走り出しました。

国道168号という道路、三桁の国道で、車の通りも少ないのに、
有料道路の様に高い高架となっていて道が真っ直ぐ延びています。
信州ではこういう道、二桁国道でも少ない気がします。
いかに、信州が道路のインフラ整備が
他県に比べてなおざりにされているか感じてしまいます。

玉置神社の麓の十津川温泉には小一時間ほどで着きました。
玉置神社に向かう橋の上で地図を確認すると、
玉置神社の脇に「1075」の文字が目につきました。
これって、もしかして標高?
玉置神社までの距離、そこから11km
その橋での標高をアルチメーターで確認すると標高70m
つまり・・・、10kmで1,000mの標高を稼ごうとすると、
平均で10%勾配!! ってことになります。
その不安はすぐに的中していることを思い知らされました。
実際に、橋を渡った直後から、急激な登り座から始まったのです。

普通に平道の10kmだったら、30分で着くかもしれないけれど、
10%の勾配となると、
途端に、歩いている速度とあまり変えわらなくなってしまいます。

しかも、私のような若くない体にとっては、
途中で頻繁に休憩を入れざるを得ない訳で、
歩くより時間と体力を極度に消耗します。

更に、休憩を入れると、体は一時的に楽になるのですが、
休憩後の暫くが、とても辛くなるのです。
しかも、気温が低いと、
走っている間、どーっと吹き出していた汗が、さーっと引き、
急激に寒くなるので、あまり長く休んでいると、
体を冷やす。でも、疲れて、ヘロヘロになっている。と、
何とも、痛し痒し、歯がゆい思いをします。
当初の予定では2時頃には神社のお参りを済ませ、
次の目的地に進むつもりでいましたが、
走っている内に、その目標時間は、
午後の3時、4時と延びていき、気力も萎えていきました。

極めつけは、途中で表示されていた距離よりも、
実際の距離が500m長く、しかも、その最後の登りの勾配が
それまで以上にきつかったことです。
まだ先か? まだ先か?と思っている間に、
自転車に乗って漕ぐられなくなって、
最後の500mほどを20分掛けて自転車を押して登る羽目になりました。

一気に標高を1,000m稼ぐと、さすがに、眺めは良いです。
夕日が今にも山の向こうに沈み掛け、
空がオレンジに染まり始めていました。

自転車を駐車場の脇に停車させてから、
神社はすぐそこだと思っていたので、
自転車で漕ぎ漕ぎ登ってきた格好のままで、神社に歩いて向かうと、
なんと、神社まで駐車場から20分も歩く羽目になりました。
往復40分ほど、冷たい強い風が吹きすさぶ中薄着のまま歩かされ、
おかげで、汗が引き、体が冷えてしまい、
体が芯まで凍えてしまいました。

その気温の低さは、手水舎の水が凍っていることに象徴されます。

私には、厳かな神社の霊的な感覚よりも、
そっちの方が強く印象が残った神社でした。
ここも、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部とのことですが、
新宮、本宮とは対照的に、最近の神社としては珍しく、
参拝者の利便性よりも、これまでの環境を頑なに維持している姿は、
ある意味評価できるのかもしれません。

那智の滝の大工事と比較しても面白いと思います。
もっとも、それだからこそ、
その麓の十津川温泉は寂れてしまっているような気もします。

せっかく世界遺産の仲間入りさせてもらったのだから
もう少し整備してあげていれば、
麓の十津川温泉も、もう少し賑やかになっているでしょうに。


私が玉置神社の駐車場を後にしようとしている時、
一組のカップルが車でやってきて、
軽装のまま神社に向かおうとしているので、
神社が遠いこと、寒いこと、
そして今まさに日が沈むところなので
往復している間に真っ暗になることを教えてあげました。
たぶん、あのまま二人が神社に向かっていたら、
きっと仲違いしていたかもしれないと思いました。

私の方は、暗くなる時間との競争しながら、
神社からの坂道を下っていきました。
道が狭い上に急な下り坂、
ブレーキをめいっぱい握りしめ続けないとならない状態です。
これで暗くなられたら、
とても怖くて更に時間を掛けて、そろそろと下ってこなければなりません。
下り坂は、ほとんど漕ぐことなく、ブレーキングだけなので、
体が冷えます。
防寒の装備を重装備にしたものの、
スタート地点の十津川温泉の橋に戻る頃には、
しっかり暗くなるとともに、体が本気で冷え切ってしまいました。

で、十津川温泉という温泉場なので、ということで、
公衆浴場を近くの自動車整備工場で尋ね、
とにかく、そこで体を温めてから、
次に向かうことにしました。

その前に、コンロの火が灯ってくれるよう、
その公衆浴場の前に店があったのでホッカイロを探すと、
10枚入りで350円もしていました。
と言って、なければ今夜は調理できないので、
泣く泣く、その馬鹿高いホッカイロを買い求めましたが・・・、

十津川温泉は、全く歓楽街もなく、
民宿が建ち並んでいるだけのひなびた温泉街、
私は、こういう雰囲気を好きですが、
今時の人たちは、こういうところにはほとんど寄りつかない
というのは、肌で感じます。
60代以上の方々には、
昭和時代を懐かしむのに丁度良い街並みかもしれません。

十津川温泉の湯質は、私は気に入りました。
値段は400円公衆浴場の標準料金です。
水質は黄緑色っぽく、柔らかな香りがある温泉らしい温泉でした。
この公衆浴場の利用客のほとんどが地元の方のようです。

体も温まったところで、狭い脱衣場の椅子を借り
PCを開いて、記録を付けたり、スマホのバッテリーを充電したり
次の予定を考えたりさせて頂きました。


と、そこで、私に鼻血の出血サービスがありました。

私の体、毎年11月、12月には必ず一度や二度は鼻血が出ます。
幼い子供の頃からの定期現象です。
毎年、この時期に鼻血が出ているって気づいたのは
30代も後半になってからのような気がします。

ここ数年は、鼻血と言っても、大した出血量ではなくなっていますが、
毎年毎年必ず2,3度はこういうことがあるので、
私は鼻血を時を流しても、あまり気に止めもせず、
流れるに任せて止まるのを待つようになっています。

周りの人は、私が鼻血を流しているのを知ると、
ビックリしたり、心配したりしてくれますが、
私にはまたはなかという程度のことです。
で、今年も、また、鼻血の季節になったんだなーと思いました。


子供の頃、二年参りで帰ってきて、
ミカンを食べていて鼻血を出してミカンを食べさせてもらえなかったり、、
高級なアーモンドチョコレートを食べようとして鼻血を出して、
食べさせて貰えなかったことが、懐かしく思い返されます。



9時近くまでそこにいて、暗い夜道を高野山に向かいました。

その日の走行距離93km
玉置神社の登りが堪えてふらふらしながら見つけたのは
奈良県の五條土木工事事務所の脇にある「月谷口」というバス停
屋根付き、扉がある上、
ベンチには地元の方が用意した座布団が敷かれていました。

早速コンロを取り出して、
先ほど購入したホッカイロをカセットボンベに貼り付けましたが
ホッカイロが全く発熱してくれません。
不良品だったのでしょうか?
100円ショップで買ったホッカイロだってこんなことはありません。

量が少なくなったカセットコンロを使う事をあきらめて、
再び、昨日開封したばかりのガスの勢いが少しはましな
新しい方のカセットコンロで調理しました。

350円もしたホッカイロが使えないなんて!!


更に調理中、バーナーの上に載せたコッフェルをひっくり返して、
せっかく暖めたレトルトカレーを床にぶちまけてしまいました。
このカセットコンロバーナーは、小さくて軽くて良いのだけれど、
上に載せたコッフェルがとても不安定で、滑りやすく、
ちょっとしたことで、バーナーから転げ降りてしまいます。
これまでにも2回落としています。
調理している間は、コッフェルから手を離さない。
何かをコッフェル内に加えるときは、バーナーからコッフェルを降ろす。
ということを確実にやらないと、食べたい物が食べられないという
不便なところがあるバーナーです。
安いのは良かったんだけどなー。

で、床に零してしまったカレー汁、
しっかり拭き切れませんでした。
きれいにこのスペースを使って返したかったんだけれど、
ごめんなさい。

こぼれていたのはカレーであって、
ウンチではありません。
と、ここで書いても届かないよね。


野宿をする者にとって、こういうバス停は
とても有り難い存在です。
寒さをしのげるだけでなく、
テントを片づけなくて良いというだけで、
泊地の撤収に撤収に20分ぐらいは違いが生じます。










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テーマ : 自転車旅行
ジャンル : 旅行

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プロフィール

ねこって

Author:ねこって
 世に巣喰う(金融,医療,エネルギー等の)利権を排除し、メディアによる染脳から脱却し、オルタナティブな社会の実現を目指しています。
 キーワード、国民配当(ベーシックインカム)、千島学説、地球環境蘇生運動 

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