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お遍路旅10日目

12月22日

さすがに、床に着いたのが4時ともなると
まともな時間に起きられません。
起きたのは8時頃でした。
誰にもじゃまされず眠り続ける事ができました。
たまに、近くの歩道をチャリが走り抜けていくけれど、
こちらに気づくこともなく通り過ぎていきます。

さて、お遍路、第一番目の寺「霊山寺」までの道順を
スマホで確認してみると、
大分、ルートからはずれたところに来てしまっていることを知りました。
下手すると、港から動かない方がましだった?
というくらい、目的地と離れています。
雨に濡れ、スッ転んだりチャリを壊したり・・・、

とりあえず、今日は晴天、
気を取り直して前進です。

9時頃からスマホのルート案内を頼りに
1番札所霊山寺を目指して進もうとするも、
このルート案内には信号の名前が示されないんですよね。
車の運転をするにしても、信号名の情報って大きいと思うのですが、
それが表示されないというのは、
ある意味、欠陥道案内のような気がします。

自転車に乗っている限り、
スマホの電源を入れ、ルート案内をしていたとしても、
ずっとそのスマホを見ながら自転車を漕いでいられないし、
スマホの電池の消耗が激しいし、
度々、立ち止まっては、スマホの電源を入れ直して
自分の立ち位置を確認することになるのだけれど、
そうしていてもさんざん道に迷いまくってしまいました。
なんだか、自分の人生を暗示しているような感じです。


ようやく、道の看板に1番札所霊山寺が現れる様になった頃、
道の脇で大きな柑橘を収穫しているお母さんがいました。
そのお母さんに声を掛け、その柑橘を一つ頂きました。
「本来は、取っておいておいて、2月に食べると美味しいんだけど。」
って言われました。
「じゃあ、今は、酸っぱくて食べられないの?」 と訊くと、
食べられない訳ではないとのことなので、やっぱり頂いてきました。
ところで、これなんて言うの? と訊くとハッサクとの答えが返ってきました。

なるほど、確かにハッサクは、
ミカンが終わった2月頃から店に並ぶようになるなー
収穫を今頃して、出荷は2月3月というのが
ハッサクの売り方だったんですね。
初めて知りました。
通りで、ぱさぱさ乾いたようなハッサクが結構あったりする訳です。

その日の夜、夕食後にこのハッサクを頂きました。
みずみずしい代わりに、確かにちょと酸っぱかったです。
でも、酸っぱいのが苦手な私でも
食べることができる程度の酸っぱさでした。

徳島空港から、霊山寺まで10km程度だったはずですが、
その間に大きな上り坂も無いので、道を知っていれば、
自転車でも30分で着けるはずのところのはずですが・・・、
途中で大きな休憩を取った訳でもないのに
ねぐらから霊山寺まで2時間も掛けてしまいました。


1番札所の霊山寺に着き、
そこの納経所のちょっと厳しめのおばさまから、
巡礼の作法をお伺いし、
そこで最小限必要な物を揃えました。

ロウソク、線香、納め符、納経帳なる物。更に、数珠。
私は数珠は要らないと言うと、
「いや、これは必要な物です。」と言われてしまい、
気の弱い私は言われるがままに、
その棚から一番安い物を選び、1,800円支払わせて頂きました。
こうして最小必要セットで6,000円ほど掛かりました。

その後に、そのカッコ(姿)だとお遍路と分からないから
白いお遍路装束も必要だと言われましたが、
普通に生活している方々に、
私がお遍路をしている特別な人だなんて思われる必要はない。
と思ったので、
それは丁重にお断りさせて頂きました。
その他に、そこでは、お遍路用のマップを千円で手に入れました。
ちょっと記述が古くて、実際と違うところが所々あるものの
この地図は詳しくて、かなり役に立ってます。
ここで手に入れた中で一番役に立っていそうな気がします。

お遍路をする際は、
自分の住所氏名、参拝した日付を記した札を各寺に納め、
それぞれの寺の納経所で、
ここで購入した納経帳に手書きの巡礼したという証の
それぞれの寺独特の経を記してもらい
その寺の札を頂いてくるという習わしがあるようです。

納経所というのは、
その寺で納経帳にその寺のスタンプと共に
その寺の経を書いてくれる所のようです、

そして、その納経してもらえるのが、
『朝7時から夕方の5時』までとのこと、

つまり、夕方5時を過ぎたら、
次の寺の前までは行けたとしても、
翌朝7時を過ぎないと、その先には進めない。
ということを意味します。
これは、私にとっては大きな誤算でした。
何しろ、夕方からの移動量が、
一日に100km進むための大きなカギになっていたからです。

夜は、景色があまり見えないため、脇目もふらず、
店も閉まっていて、誘惑も少なく、
車の通行量が少ないため、安心して走れ、
走行距離を稼ぐには好条件が揃っていて、
雨雪さえ降っていなければ、
昼間よりも同一時間内での走行距離が伸びたのですが、
この条件により、それを諦めないとならないようです。

つまり、この制限により、四国内を2週間で回れると踏んでいたのが
いきなり、3週間とかそれ以上掛かることになりそうです。

こうなったら、ゆっくり回るしか無いと、
腹をくくり、じっくりお遍路を体験してやることにしましす。
おかげでこれ以降は、きっちり日記を書き留める時間、
ゆっくり寝ていられる時間が取れて、
体力回復にもかなり余裕を持つことができそうです。



一番札所から、5番札所まで
合わせて15kmほどしかありません。
この辺は、かなり、楽々回れました。

5番札所の近くに、
「吉野川温泉」という350円で入れる貧乏旅行者には有り難い温泉がある。
というのですが、5番札所地蔵寺を出たのが2時過ぎ
時間が早すぎて、できるだけ早く札所周りを済ませたい私には、
まだ陽が高く、温泉に浸かっているにはもったいない時間です。
ただ、この温泉の近くに100円で食べられるうどん屋があると調べてあったので、
その店に寄ってみることにしました。

うどん屋さんの名前は「さざ波うどん」
店に入って、100円うどんは、ミニサイズであることを知りました。
いくら、100円だからと言って、
ミニサイズのうどんだけでは堪能できないと思い、
中サイズの200円のうどんと、
一匹分のイカゲソを丸々揚げた特大のゲソ揚げ180円を載せ
会計を済ませました。

で、薬味が盛り放題にも驚いて、その写真を撮っていると、
いきなり、その店の店主と思わしき方に怒鳴られました。
「誰に断って写真を撮っているんだ!」
私がとんでもない犯罪を犯しているかのような、
大変な剣幕でお叱りを受けました。
店内の状況を、誰に断る訳でもなく写真を撮っていた訳ですから、
ただただご免なさいと謝るしかありません。
「写真を撮りたいなら、写真を撮りたいとお願いすべきだ!」
とおっしゃるので、丁寧に謝った上で、
再度、写真を撮らせて頂けませんかと、お伺いを立て、
写真を撮らせて頂きました。

そこで、ホッとため息をつき、気を取り直して
盛りつけ自由の薬味をこってり盛りつけさせて頂き、、
お膳を、だし汁の注ぎ場に載せようとしたとき、、、
ガシャーン!!!

何が起こったのか、一瞬、私にも分かりませんでした。
レジから薬味の盛りつけ場まで同じ高さで揃えられていたのですが、
薬味の盛りつけ場と、スープの注ぎ場では3cmほどの段があり、
そこに膳を引っかけて、バランスを失い、
うどんが盛りつけてあった丼をひっくり返し割ってしまったのでした。

再び、再度、平身低頭に謝るしかありません。
割れた丼を拾い上げ、片付けようとしていると、
店員さんに、危ないから手を出さないよう言われ、
店員さんが片付けて下さるのを、呆然とただ眺めていました。
とは言え、そうしていても仕方ないので、気を取り直して、
もう一杯中盛りのうどんを注文すべく200円払おうとすると、
先ほど怒鳴っていた店長と思わしきおじさんは、それは良いと言って、
丼代を弁償しろとも言わず、新たなうどんを盛りつけてくれました。


この店の200円のうどんと、特大のゲソ揚げ、
薬味盛り放題は、話のネタにもお勧めだと思います。
おそらく、四国のセルフうどんは、
素うどんの値段に違いがあっても、
薬味盛り放題の、こんな店が多く、
庶民の胃袋を満たしているのだろうと思います。


起こることには総べて意味がある。
と考えると、
お遍路旅、私は意図している訳ではないですが、
面白いことが起こります。

これまでの印象から、
私が何かに文句を付けると、
それが正当であろうとなかろうと
何かしらの災いが私に降りかかて来るような印象を受けてましたが、
私に文句を付けた方にも、私がそれを受け入れると、
何かが起こるような?
今回は、私が直接的に引き起こしてしまった訳ですが・・・、




6番安楽寺を出たところで、山門付近を掃除している方に、
7番の十楽寺と、9番熊谷寺の間に
御所温泉という公衆浴場があって、
その近くにテントを張れるポイントがあることを教えて頂きました。

どうあがいても今日は十楽寺で最後のようです。
貴重な情報を頂いたことに感謝して、7番熊谷寺に向かいました。

熊谷寺ではまだうら若いかわいらしい女性の方が
納経所で経を書き込んで下さいました。
熊谷寺には宿泊施設もあるようでしたので、
幾らで泊まれるかお伺いすると、
二食付きで7,000円だとのこと。
「7千円ですか~。」と言ってため息をつくと、
食事抜きでしたら5,000円で泊まれますよと、
しきりに勧めて下さいました。
施設は新しく、雰囲気も良さ気なのですが、
私にはそういう場所を泊まり続ける経済力がありません。

残念ながら、その申し出を断念し、
安楽寺で紹介された御所温泉に向かいました。

これまでだったら、ここから30km40km走るのですが、
今夜はそのような訳にはいきません。
近くに野営可能なポイントもあるようなので、
ゆっくりと、この温泉施設を利用させてもらうことにしました。

入浴料600円と、公衆浴場としては高めでしたが、
施設は、スーパー銭湯そのものでした。
まず、入浴前に、休憩所に入っていき、
バッテリーの充電を始めておきました。
それから、ゆっくりと温泉に浸からせて頂き、
疲れた体をほぐしました。

営業時間は夜10時までとのこと、
6時前に入ったので、閉館までに大分時間に余裕があります。
今日は土曜日ということもあったためか、
とても賑わっていて、洗い場が順番待ちをしているような状態でした。

私は仕事を持っていたときは、土曜日でも特別なことがない限り、
6時7時はまだまだ仕事をしているのが当たり前の時間
多くの人たちにとっては土曜日のこの時間は
普通にお休みの時間だったんだなーと、
感慨にふけってしまいました。

ゆっくり時間もあったので、
利用者のほとんど居ない休憩所で、
充電している場所にテーブルを引っ張ってきて、
閉館間際まで、過ごさせて頂きました。


泊地は、すぐ脇に神社があり、神社の手水舎用に水道があるという
「桜農村公園」という場所です。
トイレこそないものの、水道があると、
調理後にコッフェルをすぐ洗えるので有り難いです。
バッテリーは既にしっかり充電しているので心配要りません。


この日、ホッカイロが本当に使えないのか?
朝出るときに背中に入れてみました。
すると間もなく熱を発し始め、
普段カイロを使わない私には気持ち悪いのですぐに捨てましたが、
どうやら導入時に、少しばかり体温程度の熱が必要らしい
ということを確認しました。

それが分かったことで、
最初のバーナーの火が弱くてもガスが出ている間に
ホッカイロをコッフェルに入れて少しあぶって
カセットコンロに貼り付けました。

今夜の料理は、昨日に引き続き
カボチャぜんざいです。




本日受け取ったメッセージ

3番金泉寺を出た処で、

車で走ろうが、
歩いて回ろうが、
自転車で回ろうが、
人生そのものがお遍路なんだよ。

楽な人生を歩むのも、
自分で制限を与えて、
険しい人生を歩むのも
みんなあなたの自由。

車で回ったんじゃあつまらない。
そう思ったんだよね。
自分の足で回りたい。
そう思ったんだよね。
自分で自転車を使って回ることを選んだんだよね。

人生も同じ。
自分で生きる方法を選んで生きてるんだよ。
楽にお金を稼ぐのも自由、
自分の技術を生かし、こつこつ生計を立てるのも自由
私が自分で選んでそうしているの。
私が自分で決めてそうしているの。
自分の苦楽は自分が選んで引き起こしているの。



5番大日寺をお参りしていて

怖れることはないんだよ。
怖れるから怒りが沸くの。
守らなくっちゃと思うから怒りが沸くの。

落ちていくことを楽しみなさい。
落ちていくこと、悪くなることに、身を任せられたなら、
必ず身は守られるって分かっていたなら、
それは、ジェットコースターに身を委ねているように
楽しくなれるはず。



本日の走行距離47km
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テーマ : 自転車旅行
ジャンル : 旅行

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プロフィール

ねこって

Author:ねこって
 世に巣喰う(金融,医療,エネルギー等の)利権を排除し、メディアによる染脳から脱却し、オルタナティブな社会の実現を目指しています。
 キーワード、国民配当(ベーシックインカム)、千島学説、地球環境蘇生運動 

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