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お遍路旅12日目

12月24日


私は腕時計のアラームを朝5時に鳴るように設定しているのですが、
今朝もそのアラームに気づきませんでした。
目が覚めたのが5:45です。
テントの中では、エアマットを敷いて寝ています。
昨夜テントを張った場所が斜面であったため、
寝袋がそのマットからずり落ちて、下半身が寒くて目が覚めました。
寒くても、眠っていたことは眠っていたみたいです。
とはいえ、やはり斜面でのテントはいけません。

コッフェルを洗うための毛糸の布きれが、
テントの中で凍っていました。
寒くていろいろやる気になれず、
テントの中でまったりしていたら、
出発時間は8時近くなってしまいました。


8時ちょい過ぎに13番大日寺に着きました。
16番までの寺は比較的密集していて、11時頃までに回れました。
そこから17番井戸寺までの間に繁華街があったので、
フリースの手袋と、自転車屋を見つけたいと思い、
国道192号の「こう」という駅のあたりを走っていると、
「うどん150円」という看板の文字が目に入りました。
元祖セルフの店「とば作」というお店です。
この150円が、標準のかけうどんなので、
一昨日の「さざ波うどん」より、50円安いうどん屋さんです。

普通、たとえセルフであっても、
うどんは店員が茹でてよそおってくれるものですが、
この店では、うどんも自分で茹でる式です。
その方法に戸惑いながらも、店員さんの指導を受けて、
うどんを茹でて、お総菜を選んだりしました。

徹底した、セルフ形式の店です。
おにぎりも、3個で200円だったり、
お総菜も徹底して格安です。
私はかき揚げ90円(そのかき揚げの大きさにびっくり!)を載せ、
薬味盛り放題に盛りつけて、
そこに、柚子の絞り汁があったので、
別皿にそれを垂らして
会計を済ませ、席に持っていきました。
ここまでリーズナブルな店は、本州では無いのではないでしょうか?


私はラーメンで柚子味のつけ麺を食べ、
それまでつけ麺を認めてなかったにも関わらず、
その味に感激して、再度食べたいラーメンの一つになっています。
さて、うどんの汁に柚子の絞り汁はあるのでしょうか?
という気持ちで、柚子の絞り汁を別の小皿に取って席に持っていきました。
果たして、
この、柚子の絞り汁、うどんの汁にも、良~く、合いました。
あまりに美味しいので、食べている途中で汁を足して、
更に柚子の絞り汁をそこにたっぷり掛けさせて頂きました。
柚子の絞り汁を掛けることで、
うどんの汁が、とても爽やかな味わいになります。
うどん屋さんで、柚子の絞り汁を置いてあるのを見たのは
ここが初めてでした。
何処の店でも用意して欲しい、薬味の一つです。
290円で、すごい、ごちそうを頂いた気分です。
大満足の一杯150円のうどんでした。。


その店を出るときに、カウンターの美人のお姉さんに、
ごちそうになったお礼と共に、
近くに自転車屋はないかと尋ねました。
すると、国道から少し入ったところにある店を紹介して頂けました。

紹介して頂いた店は、
バイク屋も兼ねている庶民の自転車屋さんでした。
私が入っている間にも、
何人ものお客さんが、何らかの用で入ってきます。
なかなか繁盛している店ではありました。

私はその店構えに、少々、躊躇はありましたが、
なかなか、自転車屋さんに巡り会えないでいたので、
意を決して入ってみました。
後輪の折れたスポークを入れ替えてもらうのと、
スッ転んでからふらつくようになった前輪のスポークの
調整をお願いしました。

店のじっちゃん、
まず、このチャリに合うスポークを探し始めましたが、
丁度良いサイズのスポークが見つかりません。
普通は、丁度良いスポークがなかった時点で、
取り寄せるまで待てなければ、
お役に立てず、ごめんなさい。ってなるはずですが、
ここのじっちゃんは、長いスポークを折り曲げて、
丁度良い長さのスポークを自作してしまいました。
途上国では、良くあり勝ちが気がしますが、
そのような解決策に、現代の日本でお目に掛かると
思いも寄りませんでした。
少々、不安はあるものの、
スポークが折れたまま走り続けるよりはなんぼもマシ!
ってなわけで、
折れたスポークは交換され、前後輪ともバランスが調整され、
おかげさまで、その後は、快適な走行ができるようになりました。

自転車屋に入ったついでだったので、
新宮で後輪がパンクしたこともあり、
用心のためタイヤのチューブを1本分けてもらいました。
私の使っているチューブはフレンチバルブ式のものです。
丁度良いスポークがなかったこの店であるかな?と思って居たら、
息子さんが奥の倉庫から見つけ出してきてくれました。
チューブ代1,500円、修理代1,000円
修理の技術料の安さにびっくりです。

じっちゃんが私の自転車を修理している間中、
じっちゃんの友達が、私に話しかけてきていましたが、
どうやらこの方、じっちゃんの釣り仲間で、
釣りのお誘いに来ていらしたようで、
私の自転車の修理が終わると、
私が出て行くのを待つことなく、
私が気づかぬ間に、そそくさと、
二人で釣りに出て行ってしまいました。
私は息子さんにお礼を言って出てきました。

国道192号の繁華街に入ったことで17番井戸寺は遠くなったと思いきや、
ほとんど遠回りになることなく、井戸寺に行くことができました。


17番井戸寺では、
軽トラでお遍路をしているおじいちゃんが、
車の鍵を無くしたといって立ちすくんでいました。
チャリンと落とした音がしたので自動車を押して移動したとか、
言っていました。

ここが神社だったら、狐に化かされたような話。
ああ、ここは、お寺だから、タヌキか?
なんて考えながら、しばらく一緒に探すお手伝いをしました。
そこに、更に私よりお節介なおばちゃんが現れて、
車の中まで一緒に探してみたり、
そして、鍵やさんに、鍵を作ってもらうことを提案したりしていました。

私はあまり長く係わっても居られないと感じ、
相手をそのおばちゃんに任せ、
私は、「悪いけど先に行かせてもらうね。」と声を掛け、
次の寺に向かいました。

納経所の方に、この話をすると、
3度程、鍵は拾われてないかとやってきたとおっしゃってました。

私も、手袋を何度も落としたり、
落とし物の多い人なので、あながち人ごとではないけれど・・・、
といって、いつまでも付き合っている訳にも行かないと判断し、
出てきたのですが、
この場合、どう行動するのがベストなのかは分かりません。
無事、鍵が見つかって、巡礼が続けられることを祈りたいです。


そこから、次の18番恩山寺までの距離は20kmあるのですが、
途中曲がるべきヶ所を直進してしまい、
道に迷いました。

携帯を取りだし、ナビゲーションにより、
本来の道に戻るよう走っている積もりでいたら、
実は、スタート地点の17番井戸寺の近くまで戻って来ていました。
どうも、小一時間、距離にして15kmほどロスしました。
これって、もっとおじいちゃんの鍵の面倒を一緒に見なさい。
っていうメッセージだったのでしょうか?

その間に、けっこう良さ気な自転車屋に3件出くわしました。
自転車を一応直すと、こうやって、自転車屋に出会うんですよね。
これはどういうメッセージでしょう?
とはいえ、
意図しないまわり道をしたことで、ダイソーにも行き当たり、
そこで、フリースの手袋を手に入れることができました。

何故、私がフリースの手袋に拘るかと申しますと、
フリースの手袋は、濡れても水を絞れば、
それなりに使え、暖かだったりするのです。
毛糸の手袋だと、一旦濡れてしまうと、
いくら絞っても保温力はかなり落ち、
乾くのに時間が掛かります。


恩山寺に入ったのが3:45でした。
次の19番立江寺に5時前に入れるか心配しましたが、
立江寺は恩山寺のすぐ近くで、
恩山寺に入ってから30分掛からずに到着することができました。

その、立江寺で、
恩山寺からの私の到着の早さに驚いて見ていた方がいらっしゃいました。
その方は、車で2回目のお遍路をしているとのことで、
20番の鶴林寺の手前に「ひなの里」という道の駅があって、
そこで野営できるとの情報を頂きました。
ただ、そこは、めちゃめちゃ寒いぞ!と脅されました。
本人も、そこにするか、もう一つ別の処にするか迷っている。
とのことです。

私は、立江寺での参拝を済ませた後、
すぐにテントに入るにはあまりに時間が勿体ないと考え、
恩山寺の手前、7,8kmの処にマクドナルドがあったのを思いだし
一旦そこまで戻って、そこでしばらく過ごすことにしました。

途中国道55号に入ってしばらくすると、
コインランドリーを見つけ、予定変更、まずは洗濯です。
1回に8kg位洗えて、値段は400円これが一番小さな洗濯機です。
洗いたかったものを全部洗っても4kg位?
ちょっと勿体ないと思って、
信州から出てくるときには着ていたけれど
こちらに来ては着ていないジャンパーも一緒に放り込みました。
選択前は小汚かったジャンパーがとてもきれいになっていて
びっくりしました。
カッパも洗うかどうか迷いましたが、
こちらの方は、防水透湿効果が無くなってしまう恐れがあったので
それは止めました。

そのコインランドリーでは、コンセントを見つけて、
バッテリーの充電をさせて頂きました。

そこに、おばちゃんが入ってきて、
ここは無人の24時間営業だから、
ここに泊まれば良いとしきりに奨めてくれました。
確かに暖かいし、魅力的な提案ではあるのですが、
それは営業妨害になるし、
できれば次の寺にできるだけ近づいて居たい。
という訳で、洗濯をしている間の間借りとして
時間を過ごさせて頂きました。

そこには、丁度良いテーブルがあったので、
バーナーとコッフェルを取り出して、
夕食を作って食べさせてもらいました。
さすがにランドリーの中は暖かく、
バーナーは、ホッカイロの加熱なしでも
ゴーゴーと火が燃えさかってくれました。

ランドリーには2時間近く居たでしょうか?
携帯のバッテリーは満充電できました。
洗濯物の乾燥までできたので、しばらく着るものには困りません。

今夜は、クリスマスイブ、
マクドナルドに入る前に、すぐ近くにイオンがあったので、
なにか、良いものは無いかと入ってみました。
でも、まだ時間が早すぎて、安売りしてくれていません。
何も買うものが無いまま、マクドナルドに入って、
ホットコーヒーM150円だけ注文し、マクドナルドで過ごしました。

このマクドナルドは比較的に新しい店舗、
最近建てられるマクドナルドは何処も、
客にコンセントを開放しないようコンセントを隠してあります。
この店も、そのような店舗でした。
四国に来てから、そのような店舗が多い気がします。
私はそれだけで、マクドナルドの利用価値が半減してしまうのですが、
とりあえず今夜は既に携帯は満充電できていましたから、
まあ、ネットに繋げられれば、良しとしておきました。

8時を過ぎた頃、マクドナルドを抜け出して、
イオンに行ってみたのですが、
その時間には、そこのイオンは閉店してました!!
閉店前の投げ売り総菜を目当てに、その時間に行ったのですが、
こんな早い時間にイオンがしまってしまうとは、想定外でした。
結局、クリスマスイブ用の特別食(お総菜)は買うことができませんでした。

マクドナルドでは11頃まで150円のコーヒー一杯で粘らせて頂きました。
さすがに、クリスマスイブ、
マクドナルドの利用者は、とても少なかったです。
これが、ケンタッキーだったら、大賑わいだったかもしれません。
おかげで、遠慮無く、居座ることができました。

あと、コンセントだけ有ってくれたらと思いますが、
これは贅沢かもしれません。

そこから、道の駅ひなの里までの道のり約15km小一時間です。
道の駅に近づいたところにローソンがあったので入ってみました。
すると、330円のローストチキンが165円となっていたので、
それに合わせ、ロールケーキと、プリンを買わせて頂きました。

買い物金額が665円だったので10,165円出した積もりだったのですが、
返ってきたお釣りが450円でした。
あれ? と思い確かめると、間違いないと言われてしまい、
私、何か勘違いした? なんだか、狐につままれた気分です。
100円玉の積もりが50円玉二つ出したってこと?
よく分からなかったけれど、それ以上は無駄だと思ったので、
諦めました。

その店の店長が、丁度帰るところだったので、
この辺にキャンプに良い場所は無いか等の情報を求めましたが、
期待した情報はありませんでした。
ローソンでも、クリスマス商戦というのはあって、
今夜はそれが終わってホッとして居るみたいな話をしてくれました。


そこからしばらく行くと、道の駅らしき施設の前に来ましたが、
「ひなの里」との表記は何処にもありません。
広い農協の直売所があって、トイレがあります。
看板には「よってきな」の文字
でも、やっぱりここは道の駅、
他にこの付近にはこのような施設があるとは思えなかったので
ここで、野営できるところを探すことにしました。

そこには、面白い形の東屋がありました。
東屋なので屋根はあるけれど、風は吹き抜けます。
でも、屋根があるだけでも十分です。
テントを張らず、今夜はそのコンクリートの床に
マットを敷いて、寝袋を広げ寝ることにしました。
寝袋に潜り込み、床に着く前に、
先ほど買ったローストチキン、ロールケーキとプリンで、
クリスマスイブを一人、お祝いいたしました。
あと、意外に暖かだったので、
発泡酒でもあればもっと良かった気がします。


本日の走行距離70km




私が選んだ祈りの言葉

私に恐れを楽しみに変える心の余裕を
与えて下さりありがとうおございます。
私に痛み、寒さ、空腹、心の辛さを受容する勇気を
与えて下さってありがとうございます。



受け取ったメッセージ

お遍路は、自分に向き合うための旅です。
そこで起こることは、
総て自分へのメッセージとして必要があって起こっています。
そのメッセージを受け取って糧とすることで
これからの人生を切り開く力を得ることができるでしょう。

そこで起こることを糧とすることができるか、
見過ごしてしまうかは、個人の自由です。

歩こうが、自転車に乗って行こうが、車を使おうが、
それは自由です。
ただそこで起こることが
総て自分の人生で必要なメッセージとして受け止められたら、
きっとそれはこれからの人生を切り開く糧となるでしょう。

私が日記を書いているのは、
そのメッセージを真摯に受け取るための方法の一つです。
立ち止まって受け止めたものを確認するプロセスです。

お遍路で支払うお賽銭は、その授業料です。
本来受け取る精神的な価値観を、
授業料というお金に換えて、
いくら払うかは、一人一人の自由です。
その覚悟と、感謝の気持ち、そのときの経済的余裕度で
一寺一寺に納める額を決めたら良いのです。



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プロフィール

ねこって

Author:ねこって
 世に巣喰う(金融,医療,エネルギー等の)利権を排除し、メディアによる染脳から脱却し、オルタナティブな社会の実現を目指しています。
 キーワード、国民配当(ベーシックインカム)、千島学説、地球環境蘇生運動 

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