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お遍路旅24日目

1月17日


40番観自在寺手前600mの地点の地域ふれあいセンターで
床に着いた時には2時になっていました。
そして、朝目が覚めたのは5時です。

ゆっくり時間を掛けて、片づけをし、7時には寺に入りました。
こんなに早い時間に寺に入るのはお遍路を始めてから、初めてのことです。
お参りを済ませて納経所に行く準備をし、片づけていると、
「今日は暖かで良い日だね。
 3日ほど前は雨が強く降り、
 台風以上の強風が吹いて台風でも倒れなかった木が倒れた」
とあるおじさんが、声を掛けて来てくれました。
雨が降った日と言えば、私が足摺御崎に向かった日です。
吹きっ曝しで風が強いと言われている足摺岬に向かう道では、
スカイラインの最後の登り道で、
風に曝されて苦しんだ程度なので、
愛南市でそんなに強い風が吹いていたというのは意外でした。

そして、ポンカン程度の大きさだけれど、
もっと黄色っぽい柑橘を一つ下さいました。
これは何というものですか?
と窺うと、「はるか」という名の柑橘だと言います。
見た目は酸っぱそうだけれど、甘いよ。とのこと、
そして、これは接待なんだと教えてくれました。

その後、私が納経所から戻って来て、
荷物を担いで出ていこうとすると、
「私は接待をしたいので、何か困ったことがあったら電話して下さい。」
とおっしゃって、一枚の名詞を私に渡して下さいました。

私は、愛南市から遠ざかる身なのに、
わざわざ名詞を差し出すということは、
お遍路をしている人に知って貰いたいと思っているからだと思ったので、
ここにその名詞の情報を記載しておきます。

名詞には「よろずや山功」とあり、
携帯番号が080-588-3267となっています。
名詞の裏側には、建設機械一般、移動式クレーン、大型免許、造園技師とあり、
建設系の仕事をされていて、
車のレスキューなので助けられることがあるのかな?
思ったりしました。
無料の接待を受けられると期待してはいけないと思います。
何しろ「よろずや」、つまり、職業が何でも屋なので、
有料で困った人の援助をするのが仕事です。
愛南市で、お遍路途中に困ったことが起こった人は、
相応のお金を払うつもりで相談してみると良いかもしれません。


観音寺の弘法殿で祈っている間に、
昨夜泊まった場所に、温泉で洗濯をしたブリーフを
干したまま忘れてきたのを思い出したので、
寺を出て、すぐに宿泊場所だった、地域交流センターに戻りました。

ブリーフを忘れて行かれたら、
センターの利用者の地域の人に取っては迷惑だったでしょう。
思い出して良かったです。

でも、大切な祈りをしている時に思い出さなくても良いのにな~。
と笑ってしまいました。
これも、地霊さんが起こしてくれたことでしょうか?


朝、観自在寺では、
駐車場にトイレがあると言われて探したのにトイレが分からず、
南予レクレーション都市というところまで走って行って、
大きいのを出しました。
昨日に引き続き今日も大便を催して、
二日続けて出したくなるとは珍しいと思っていると、
まだ、愛南町の中、須ノ川公園というところで、
下痢っぽい気がして再びトイレに駆け込みました。

実際には、下痢という訳ではなく、
それなりに硬さのある便ですが、
もしかしたら、昨夜食べた三つの牡蠣がおなかに利いたのでしょうか?
下痢っぽいようなお腹の調子なんだけれど、下痢にはなっておらず、
丁度良い硬さのウンチでした。
もし、これが6つ食べていたら、ビリビリの下痢になっていて、
走れなかったかもしれません。
一つ60円の牡蠣は、私には高級品です。
そんな高級な牡蠣は、自腹ではそういくつも買えません。
それて、3つ180円分しか買えなかったというのが現実ですが、
そのおかげで、お腹の掃除ができた感じです。


愛南町の道を進んでいくと、
道の途中に6,7個ボンタンが落ちています。
道路を隔てた反対側にはボンタンの木がありますが、
こちら側にはありません。
道路には車が走っているのでボンタンが転がってきても
すぐにつぶされてしまうでしょう。
とすれば、誰かが落としていった?
無人販売のところでも一つ100円以上の値段が付いていて、
一袋千円で売っていたりして、高いし量は多すぎるしで、
とても私には買えません。

うーん、拾っちゃって良いかどうか迷いつつ、
ボンタンの味ってのをみてみたいと思い、
結局、一つ拾って食べてみました。
夏みかんほどは酸っぱくなかったけれど、
私にはちょっときつめの酸っぱさでしたが、
甘さも水分もそれなりにあり、
美味しい柑橘でした。

その先を暫く走って行くと、
なんと読んで良いか分からない神社の鳥居があったので、
ボンタンのお礼を兼ねてお参りしていくことにしました。
すると、どうでしょう。その奥行きの深いこと深いこと、
鳥居から、これだけ奥行きがある神社って、
大概格式が高かったりするのですが、
どうなんでしょうか?
私にはこの神社は月山神社より格式を感じたのですが・・・、

今ネットで調べました。「厳島神社」という神社です。
厳島神社の末社で、「お石様」と呼ばれ、
安産、子宝の石として信仰されているようです。
これだけ神社に緑を残しているのは、
この神社がこの地の人たちに大切にされてきた証だと思います。
とても素敵な神社に寄せて頂き、得した気分でした。



今日の観自在寺から宇和島までの道のり、距離は40kmほどなので、
頑張れば2時間普通に走れば3時間もあれば着く道程と思っていましたが、
そんな調子で、そこら中で引っかかっています。
その上、アップダウンが多くスピードが載りません。
更に更に逆風で風が強く、
愛南町から宇和島市に入ったところで雨が降り出しました。
あれ? 今日って、天気予報では雨が降らない予定だったんだけれど?

仕方ないので、あるバス停で雨具を取り出して雨具を着込み、
重装備になって進むことになりました。


宇和島では、41番龍光寺に行く前に、和霊神社に寄るつもりでした。
私は和霊神社というのがどういう神社なのか全くピンと来ていませんでした。
調べると、宇和島城のすぐ脇と、須賀川沿いとにあるようなので、
どちらがどちらかよく分からず、両方行っちゃえ!といういい加減な感覚で、
道順から、先にお城の前を通ったので、
その小さな和霊神社に先に寄りました。

そして、いつものように、手水舎の水を汲み上げて、
左手右手、首筋から水を掛けて手を洗い、鼻、口を濯いでとやっていると、
社務所のおばちゃんが出てきて、
「手水舎の水で顔を洗うな!」と叱られました。
私はへっ!!?
手水舎の水って、神様にお参りする前に身を清め、
身だしなみを整えるためにあるんじゃないの?

何を考えているんだろう? このおばちゃんは!!
と結構腹が立ちました。
とは言え、言い返してはダメ! 言い返してはダメと、自分に言い聞かせ、
神殿でお参りし、いつもながらのまとまらない言葉で、
「私が怖れ怒りを手放して、気持ちに余裕を持って、
 相手の視点から、興味関心を抱き、感動、感嘆し、
 楽しめるようにして下さり、ありがとうございます。」
と唱えたところで、
ああ、そうしなければいけなかったんだなと思い返しました。

そして、参拝してから、おばちゃんに、
神様の前に窺う前に埃だらけの身だしなみを整えたくてしたのですが、
事情も分からずご免なさい。と、謝って自転車に戻って来ました。

その後、参拝する前に外したメガネが見つからず、右往左往しましたが、
自転車を倒した時に自転車の上に載せていたのが落ちてしまっていて、
危うく踏んでしまうところでした。


そんなことがあったので、
宇和島まで来るのにとても時間が掛かっているし、
宇和島市に入るなり雨が降り、
神社ではおばさんに叱られて、危うくメガネを踏みつぶしそうになる。
なんだか、私は宇和島に呼ばれていないって感じてしまっていました。

それでも、雨の中、もう一つの和霊神社に行こうと思いますが、
雨のため、地図は広げにくく、右往左往して、あるガレージの軒下で、
スマホでナビしようとしていると、後ろから声を掛けられました。

「お兄ちゃん、どこに行くの?」
それは、70歳のちゃきちゃきのおばあちゃんです。
「和霊神社に行きたいんです。」と言うと、
「それじゃあ、私もそっちの方に行く途中だから、私に着いてきなさい。」
と言われました。
そして、お遍路さんへの接待だからと、私に千円札を握らせようとします。

年金生活をしていると思われるおばあちゃんからお金なんていただけません。
「じゃあ、途中でコーヒーを奢ってあげるわ。」と言って、
70歳とは思えない早足で、私を案内してくれました。

途中のローソンで缶コーヒーとアンマンを買い、
和霊神社の手前の公園で、和霊神社の謂われ、賑やかな裸祭りの話、
おばあちゃんの生い立ちやら、大きなタマネギを育てている話など、
おばあちゃんと、心温まる会話をさせて頂きました。

その後、久しぶりの和霊神社だからと、
おばあちゃんも、私と一緒に参拝し、とてもなんだか嬉しそうでした。

おばあちゃんは、年金暮らしどころか生活保護暮らしをしているようで、
そんな人から接待を受けたことに恐縮しました。

「慎ましやかな生活をしながら、
 他人にしたことが、自分が受けること。」
 ということを信条にしたとても霊感の強いおばあちゃんでした。


そのおばあちゃんと別れた後、
おばあちゃんに言われた、宇和島市内の番外札所龍光院を参拝し、
41番龍光寺に向かいました。

おそらく、おばあちゃんに合わせなければ、
今日は、43番明石寺まで回れたかもしれません。
でも、そんな時間通りの行動では得られない大きなものを
おばあちゃんから頂いた気がします。

今日は、42番仏木寺まで参拝しました。
そこで、宇和島に戻ってきて、マクドナルドに入り、
これまでの日記をPCでテキストに起こしました。

実は、これをしていたら、マクドナルドで朝の6時を迎えています。

おそらく、もう暫く、文章の構成に時間が掛かるでしょう。
それをして、テキストをネットにUPしたら、
43番明石寺に向かいます。

おばあちゃんに出会えたことで、
私はとてもハイになっています。

おばあちゃんのこと、色々書きたくて、
何とか今日中にテキスト化しようとしていたら
こんな時間になってしまいましたが、
おばあちゃんの個人的は話をここに書くのはそぐわないと思い返し、
それは押さえることにしました。


でも、宇和島の神様が、私を受け入れてくれたような気がして
とても嬉しい一日でした。

それがなかったら、龍光寺のすぐ近くまで戻って、
道の駅で夜を過ごしていました。


かずみおばあちゃん、いつまでもお元気で、
そう祈らずには居られない心境です。


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Author:ねこって
 世に巣喰う(金融,医療,エネルギー等の)利権を排除し、メディアによる染脳から脱却し、オルタナティブな社会の実現を目指しています。
 キーワード、国民配当(ベーシックインカム)、千島学説、地球環境蘇生運動 

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