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お遍路旅28日目

1月21日

砥部町の「水満田古墳公園」のトイレの近くの木陰の下のテントの中で
5時ちょい過ぎに目を覚ましました。

行動を開始するにはまだ間があると思い、

買ったばかりのライト付きキャップが風で飛ばされても良いように、
このキャップにもゴムの顎紐を付けたりしてました。

7時を過ぎて、明るくなっても、この公園には誰も、散歩にさえ来ません。
完全に見捨てられてしまった公園の雰囲気です。

造られた当初は、周遊コースを造り、遺跡の復元模型を造るなど、
相当に気合いを入れて整備したことが伺えますが、
それも今は昔、地元の方が犬の散歩にすら来ない場所になってしまっています。

8時過ぎには出ていく準備ができたので
ぐるっと一周、その公園の展示施設を見て回ってきました。


どうも、私の今回の旅には、古代人との関係が何かあるようです。
21日目の夜にねぐらにした場所も、「唐人石」という古代人の遺跡でした。

もっとも、古い神社を巡るその行為が、
神話の時代に遡った古代人の足跡、エネルギーとの出会いの旅なので、
その延長線上に、それらの遺跡が醸し出しているエネルギーと交差するのは
当然と言えば当然のことなのかもしれません。


砥部は陶器の町、縄文の頃からそこで陶器を焼いていて、
その様子を復元していたり、

復元した後手入れをしないままのため、朽ち果ててはいるけれど
縄文の竪穴式住居、ネズミ返しのある米倉、やぐら、古墳など、
中学校の教科書に出ていたことが思い出される内容の展示物がありました。
見捨てられてはいても、とても充実した内容の展示がされていました。


それを見て回ってから、この場所をお借りしていたことのお礼に、
麓の神社に寄りました。
そして、神社だと思って入った所が、
あれっ? 
確か、入り口には鳥居があって、「金比羅大権現」とあったはずですが・・・、
その中にあったのは、真言宗の番外の「理正院」というお寺です。
よく分からないですが、真言宗のお寺なら、
一応お遍路の作法に従ってご挨拶した方が良いと思い、
いつものように、納め札に日付住所氏名、その裏側に、私の祈りを書き記し、
ロウソクと線香を出して、参拝してきました。

それを終えて、さて、と思って自転車を出しかけると、
そのお寺の脇に別の鳥居とずっと上まで続く階段があって、
それでようやく、それが「金比羅大権現」であることを察しました。
神社は150段ほどは登りつめた階段の先にありました。
しかも、その階段の一段一段が高かったのが印象的です。
神社やらお寺やら、なかなか、入り組んだ組み合わせをしている場所です。
でも、結局これって、私がねぐらとした縄文遺跡のエネルギーに対して
敬意を表して建てられた神社であり、お寺だったのではないかと思えてなりません。

それらを巡って、参拝した頃には、9時を回っていましたが、
とても充実した朝が始まった気がしました。


そこから最初に行ったのが、46番浄瑠璃寺です。
そこまでほとんど山坂なく、難なく行けました。

外で掃除をしているおばさんに朝の挨拶をして、
ちょっと話をした後、
参拝を済ませ、納経所に入ろうとすると、
「ちょっと、待っててね。」
と言って、外で掃除をしていたおばさんが納経をして下さいました。
働き者のお母さんです。

そのお母さんとお話をしていると、
昨日、10時頃三坂峠の頂上付近で出会った集団のお遍路さんたちが、
もう、昨日の内にこの寺に来ていることを知りました。
私には、その歩いてお遍路をしているグループはほとんどが女性だったので
とても印象的だったのです。
「なかなか、皆さん健脚ですね。
 ああいう集団で歩いていると、誰かどうかが何らかのトラブルを抱え、
 すんなりと進むのは難しくなったりするのですが、すごいですね。
 私は、何処で追いつくか楽しみにして居るんです。」と言うと、
「彼らに追いつくことはない。」として、
『週末だけの歩いての遍路ツアー』というものがある
ということを教えて頂きました。

世の中には、歩いてお遍路をしたいけれど、
続けてお遍路をし続ける時間的な余裕がない。
そういう人を集めて、ツアー会社が土日祭日だけを使って
歩いてお遍路をするツアーを出していると言うのです。

なかなか、面白いアイディアのツアーがあるものです。
そして、きちんとそういうツアーへのニーズがあって、
それなりに人が集まっているのもすごいです。

彼らは、昨夜は、岩屋寺近くの国民宿舎古岩屋荘に泊まって、
荷物はバスに預け、夕方まで掛けて、浄瑠璃寺に着き、
来週は、浄瑠璃寺から、歩いていくということを、
毎週繰り返し、お遍路の全行程を歩き通すのだそうです。

平日は仕事をしている人、
一人で歩くのが怖い女性にとっては、
有り難いツアーかもしれません。

私が興味深く話を聴くので、しきりにそのパンフレットを探してくれましたが、
そのパンフレットは出てきませんでした。
親切なお母さんでした。


その後、すぐ後に、47番八坂寺、
ちょっと行って48番西林寺、49浄土寺と巡りますが、
あまりに、頻繁に寺に巡ると、
一つ一つの寺の印象が弱くなり、
そこで何があったのか思い出しにくくなります。

今、写真を見て思い出したのは、
47番八坂寺でやけに人なつっこい猫さんが、
真っ先に私を迎えてくれたことです。
駐車場の真ん中で、背中をアスファルトに擦りつけ、
子犬のようにすり寄ってきてくれました。

そういえば、49番浄土寺に寄ったすぐ後に、
久米八幡神社という神社の口差点で、信号で停まったので、
そのまま、その神社も参拝してきました。

八幡神社というのは、
将に八百万の神を現したような神社で、
一杯いろんな神様が祀られている神社ですね。
その一つ一つの小さな祠に僅かばかりのお賽銭と共に手を合わせ、
祈って参りました。


こうなってくると、
印象に残ることは寺よりも別のこととなります。

たとえば、松山に入ってくると、ものすごいデコレーションのバスに出会います。
一つは、幼稚園バス「うめちゃん号」
もう一つは、プリンスホテルの真っ赤なボンネットバス、
もう一つはSL風の路面電車、と一日に3台もへんてこなバス列車に出会いました。
お寺よりもこういうことが印象に残っています。

そして、この日一番印象に残ったいることがここであります。
久米八幡神社を過ぎて暫く行った所で、
「トムヤム君ラーメン」と、黄色い看板に赤い字で書かれていた看板です。
のれんは赤地に白抜きで「あ」の文字、「+190円で餃子4つと半ライス」
店の雰囲気が何か独特です。
店の名前は「茜屋」
店に入ると、フランスのコックのような白い服に背の高いコック帽をした
丸顔のおじさんが料理をしています。
これって、ラーメン屋だよね。。。

ちょっと、座ることを用心し、
立ったままメニューを拝見させて貰いました。
トムヤム君ラーメンは、グリーンカレーラーメンと共に
エスニックラーメンとして、表示され、990円とあります。
ラーメンごときに1000円は高い!
と思いましたが、
ええい! ままよ! とばかりに注文してしまいました。
ついでに、餃子4つと半ライスのセットにして、

ここで出てきたラーメンが、ウッフョー!! す~ごく旨かった!
これは、びっくり、ひゃっくりのうまさでした。
大きなエビがラーメンの上にドンと3つ載っているので、
1,000円は仕方ないかと思いました。
タイの本場の味とは少々違ってはいても、
酸味と旨味と辛さはトムヤムの味、そこに大きなエビが載り「クン」です。
スープのつゆにもエビの味がたっぷりしみ出ていてコクがあり、
旨い! 旨い! 感激の味でした。
松山在住のエスニック好き、ラーメン好きの方々には、
是非お勧めしたいラーメンでした。

麺は太めでしたが、ちょっと茹ですぎた感じなのが少々残念でした。
もう、こりゃ、くせになりそうな味です。

餃子も、ぷりぷりで口に入れると、
中から熱々の肉汁がさーっと口の中に零れ出し
昨日のリンガーハットの餃子とは雲泥の差です。

で、ご主人に、旨い旨いと言って、タイに行ったことはあるのかと聞くと、
「イヤ、全くない。」との返事です。
息子がたまたまタイに行ったお土産に
トムヤムのインスタントスープを買ってきて
それでトムヤムを作ってみたけれどちっとも美味しくなかった。
そのくせ、そのことが気になっていたのか、
今度はスーパーで、トムヤムのスープの素を仕入れてきて、
自分のラーメンのスープに絡めたらこうなった。とのことです。

そんな、話から、この店主から、色々伺いました。
この店主は、ほとんど外食をしないそうです。
というのも、この店主は体化学調味料を受け付けず、
化学調味料の入ったものを食べると具合が悪くなるのと、
外食で食べて、旨いと思うものがほとんどないからなのだそうです。

ということで、ここのラーメンには、一切化学調味料は使われて居ないそうです。
そのために、料理を口に入れた時に、
化学調味料を使った時にはさっとその旨味が舌に残るのに対し、
使われていないここのラーメンは、後からじわじわ味わいが出てくる感じで、
そのことが分からない人には、旨いとは思えないようだと言っていました。

この方は、かなり研究熱心というか、アレンジ好きで、
いろんなラーメンを試しているようです。
それが月替わりのラーメンとして出てくるようです。
そのようなラーメンを作るには、ラーメン屋に行ったのではダメで
全く違う、イタリア料理だとか別のジャンルの料理から閃いたものと、
ラーメンを組み合わせて、インターネットで検索し、
探してみるのだそうです。
たとえば、カルボナーラとラーメンを組み合わせて、
「カルボなラーメン」と出してみたらと思って検索してみたら、
すでにあったとか、
とか、そんな感じでいろんなアレンジをすることを
楽しんで遊んでいるようです。


最初は、本場の味にしなければならないみたいなことを考えたこともあったようですが、
この店には、私の味覚で「旨い」と感じたものを美味しいと思ってくれるひとが
来てくれる店なのだから、自分が旨いと思えるモノを出せるかどうかが大切で、
そして、そのところに客が着いてくると信じるようにした。
ということを言っていました。

なかなか、うんちくのある話でした。

そうなんですよね。
自分では楽しめないのに、
客にだけ良いようにしようと思っていたら、
どんどん軸が自分からずれていき、
相手がそれを喜んでくらなかったりすると、益々迷いが生じ、
更に、更に、自分の中心軸から外れてしまう。

でも、このおじさんは、徹底して、
自分が美味しいと思えるラーメンを生み出すことに徹することで
それを指示してくれるお客さんを獲得しているという。
なかなかすばらしい感覚の持ち主だと思いました。


その後、50番繁多寺、51番石手寺と、参拝して回りました。
繁多寺はほとんど印象がありません。
石手寺は、T字路口差点の突き当たりにあるなかなか大きなお寺です。
この規模のお寺は、徳島県最後のお寺薬王寺以来です。
山門をくぐると、木造の屋根があり、両側に露店が並んでいます。
江戸時代のアーケード街といった面持ちです。
その商店が、みんな店開きしていました。

これまで寄ってきたお寺では、近くに何軒かお店があっても
開いているのはせいぜいが1軒だったりしたのが、
ここでは数ある露店が全て開いている
ということは、それだけ、参拝客も多いってことなのだろうと思います。

岩手寺で困ったことが一つ起こりました。
どれが、本堂で、どれが、太子堂なのか
全くどれがどうなのか分からないのです。
私の近くで先ほどから、持ってきたカレンダーを友達に見せて、
要る? 要らない?ってやっていたおばちゃんは、
きっと地元の人で、知っているだろうと思って尋ねましたが、
無視してさっさと行かれてしまいました。
参拝している人に訊いても、誰も答えてくれません。
その内に、一人が、「一つ一つ、書いてあるのを観ていけば分かる。」
「そうやって分からないから尋ねているんです。」って言っても分かりません。
そうやっている内に、分かっている人にようやく出会い、
参拝することができました。
そのことを納経所のおばちゃんに言うと、
そうなんですよね。
このお寺には、本堂とか、太子堂っていう案内が一つもないんですよね。
答えられてしまいました。

さらに、納経させて頂いた後、納経所のおばちゃんに、
この辺に、野宿できる場所はないですか?
と、伺うと、野宿できる場所は知らないけれど、
この寺の通夜堂は、歩きと自転車の人には無料で開放していて、蒲団もあるよ。
とのことです。
寺に泊まるとなると、作法があったり、門限があったり、
面倒そうだなーと思ったものの、
道後温泉、松山市内で野宿できる場所を探すのは難しだろというのは頭にあって、
他を探しますとは言えず、
何時までに申し込めば良いですか?
と伺うと、5時頃までに来て頂ければ案内すると言われました。
そのとき、時計は4時でした。


実は、道後温泉には、mixi友達から寄りなさいと言われていた店がありました。
その方は、どうも、トランスパーソナル心理学に傾倒していらっしゃる方のようで、
私と馬が合うだろうとのことでのご紹介です。
ただ、その紹介が、
「商店街の中央曲がり角の、内角にある土産物屋さん。」
えー! これで分かるの??
実は、それで最初に不満を言った時に、
その方のFaiceBookも紹介されていたのですが、
スマホでFaiceBookにアクセスすることができず、
「商店街の中央曲がり角の、内角にある土産物屋さん。」
という情報だけで探すことになりました。

そして、そこでその人に会って、より良い場所があれば、そこに入るし、
なければ、石手寺の通夜道に入れば良いと考えたのでした。


道後温泉の周りをふらふら走っていると、
「無料紹介所」という看板が目に入りました。
こういう所で聴けば何か分かるかな?って思って入ってみると、
なんだか変、あれ?
誰も居ないので、鏡ガラスの奥のキャバクラ風のドアの向こうに向かって声を掛けると、
ここは、キャバクラ、ソープランドの無料紹介所で、
お土産屋の案内はしていないとのことで、
そちらの方は間に合っているので、ありがとう。
と言って出てきました。

次には、(飲み屋の出勤前風の)おばちゃんたちがたむろいでいる
ドアが開けてある喫茶風の店の前で
「商店街の中央曲がり角の、内角にある土産物屋さん。」 ってどこだか分かる?
って訊くと、
よく分からないけれどこの先を暫く行って右に曲がると駅だから、
その当たりのことじゃないかとか言われたので、そこに行ってみました。

そこの角のお土産屋さんで、
私が覚えているその人の情報やらを伝えましたが、該当する方がおりません。
何よりも、
旦那に死に別れて、女将さんが切り盛りしている。
って言われたら違うでしょう。
で、次は、道後温泉本館の前の角にある店で同じ事を訊きましたが、
分かりませんでした。

それで、縁がなかったんだなと思って、
石手寺の通夜道に泊まることにしました。

その頃には、雨が降り出していました。
良い泊まり場所があれば温泉にでも浸かって、
動かずにじっとしていたい所です。



で、通夜道ですが、意外にも、何も約束事がなく、
夜中に、道後温泉に入りに行こうが、何処で外食して来ようが自由なようで、
ほっとしましたが、
案内されたその通夜道は、とても古くて大きくて、そして暗い。
積み上げられている蒲団の量は大量だけれど、
どうもどれも古く汚くペシャンとつぶれていて、
名古屋のサラリーマンホテル松竹梅を思い出させる感じ
あっちは有料だったけれど、こっちは無料で部屋は広い!って?
いずれにしても、普通の人が喜んで泊まる場所ではないようです。

とりあえず、ねぐらを決められたことで、
まずは、洗濯をしたい! コインランドリーの場所を寺の兄ちゃんから訊き、
コインランドリーで、着ている物、もっている物全部洗いました。
なかなか人気のあるコインランドリーで、人の出入りが多く、
パンツを履き替えるタイミングを謀るのが大変でした。

そこで、友達には、紹介者に会えなかったことをメッセージで伝えると、
すぐに電話が掛かってきて、店の名前を教えてくれました。
会えるかどうかどうかは、明日の縁ということになりそうです。


その後、雨の中、友達に消化しされた「椿の湯」に浸かりました。
入浴料360円とリーズナブルです。
あと、ロッカー代にロッカー一つにつき10円の使用料が必要でした。

この、「椿の湯」昭和の末期を忍ばせる雰囲気の造りで、
最近は、スーパー銭湯やら、クワハウスが隆盛の時代であることを考えると
ちょっと、時代に取り残されたような銭湯の雰囲気となっています。
利用者は、ほとんどが、地元のおじいちゃん、おばあちゃんで、
ほとんど旅行客は居ないと思えました。


その後は、例によって、市内の繁華街にあるマクドナルドに入って、
テキスト起こしをしてました。
さすがに12時を回って石手寺に戻るのは、少々気が引け、
開いているかどうか不安になりましたが、
石手寺の通夜道には入ることができました。

で、入っててからトイレに行きたいと思ったら、
トイレがどこだか分かりません。
石手寺の駐車場に行けばあるかと思ったら、駐車場にもなくて・・・、
寺の中で立ちションすれば、罰が当たりそうな気がしてイヤで、
石手寺の前にあるローソンで特に食べたかった訳でもないけれど、
プリンを一つ買って、トイレを借りました。


汚い蒲団を重ね、服を脱がずに潜り込み、
就寝したのは2時です。



本日の走行距離 48kmでした。
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テーマ : 自転車旅行
ジャンル : 旅行

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プロフィール

ねこって

Author:ねこって
 世に巣喰う(金融,医療,エネルギー等の)利権を排除し、メディアによる染脳から脱却し、オルタナティブな社会の実現を目指しています。
 キーワード、国民配当(ベーシックインカム)、千島学説、地球環境蘇生運動 

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