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お遍路旅52日目

2月 14日

ねぐらにしたのは、上賀茂神社の前のバス停のベンチでした。
京都市内の南の方に向かうバスの始発地点にもなっているようです。
起き出したのは、5時半です。
バスは、6時を過ぎると、頻繁に出ていくようになりました。
このバス停からの乗客も結構居ます。
私は、朝、トイレを探してうろうろしてしまいました。
上賀茂神社の車の駐車場の方にはトイレがあったようですが、
このバス停付近にはありませんでした。
バス停付近にはトイレの案内表示もなく、
世界遺産を宣伝している場所としては、
なんだか方手落ちといった印象を抱きました。


上賀茂神社、つまり、「賀茂別雷神社」は
本殿が国宝になっており、大切にされていて、p
参拝客も、本殿やら他の祠で熱心に参拝していますが、
本来ここで大切にしなければならないはずなのは、
ほとんどの参拝客が見向きもしない『立砂』のはずです。
http://www.panoramio.com/photo/86302978
『立砂』というのは、雷神を降ろすために使われた
二つの砂の山で、今は二の鳥居の前にしめ縄で囲まれ、
置かれています。
つまり、この『立砂』に神が下りてきたことで、
神事が始まったので
その後の神事は、そのことにちなんで行っているだけで、
今の本殿に神様が下りてきているかどうかは分かりません。
最も、周囲の環境を荒らした後では、
現在の立砂にも、今後下りてくるかどうかは分からない訳ですが
そもそもの信仰の起源である『立砂』を疎かにして
本殿をいくら立派に大きくし、境内を広く造成し、様々な祠を祀ったとしても、
本来のこの地の信仰は成り立たないのではないかと思いました。


さて、そのまま、鞍馬山に向かおうかと思ったのですが、
昨夜、入ることができなかった赤い五芒星の「晴明神社」が気になり、
http://www.panoramio.com/photo/86302772
大した距離でもないことから、
先に晴明神社に行ってみることにしました。

阿部晴明という人は平安時代の陰陽師で、
陰陽師の祖とされた人物のようです。
天文道に長け、占いが良く当たることから、頭角を現し、
当時の多くの著名人に支持されたようです。

私は、ここのライオンズクラブが寄贈した式神の像が気に入りました。
http://www.panoramio.com/photo/86302797
本当にこのような顔立ちだったのかどうかは分からないし、
実際には「十二神将」と言われているので、12体ないとならないはずです。
他の人には見えなかった式神たちも、
晴明の奥さんにはその式神が見えたようで、
その式神を奥さんが怖がるものだから、
その式神たちを戻橋の下に置いたというのは、
何とも面白い話だと思いました。

式神というのは、
晴明と何らかの約束をした低級霊ってことでしょうか?
もし、晴明を導くような高級霊であったら、
橋の下になんか置いておけないものね。
それでも、そういうのが12体もいれば、
様々な個性を持っていて、必要に応じ、
いろんな仕事をしてくれたのだろうと思います。

この神社では、阿部晴明が掘り当てた
今も枯れない井戸がパワースポットということになっていますが、
http://www.panoramio.com/photo/86302859
私にはその井戸がパワーを持つものなのかどうかは分かりませんでした。



上賀茂から山の中に入っていき、鞍馬山に向かう途中、
やけに路面が濡れています。
まるで、先ほどまで雨が降っていたかのようです。

自転車でせっぺせっぺ登っている途中で、
二人のお母さんがゴミを持って談笑しているところで
「今朝まで雨が降っていたんですか?」と尋ねると、
「これを鞍馬しぐれと言うんです。」と教えてくれました。
ネット上には、そこから転じたお菓子のことは沢山載っていますが、
肝心の雨のことについてはほとんど記述がありませんでした。

もうすぐ「鞍馬寺だ!」というところで、
気になる立派な鳥居がありました。
http://www.panoramio.com/photo/86303096
そこで自転車を降りて、説明書きを読むと、
『梶取社』
「貴船川と鞍馬川が合流する貴船口に鎮座」とあります。
そういえば、インドやネパールでは、ヒンドゥー教が、
川の合流点を聖地として、よく祠を建てていました。
水を大切に思う時、川の合流点は、
やはり聖地になるのだろうと思いました。


そこから、鞍馬寺までは1kmなのですが、
もう一方の道を行くと、
「貴船神社」という処に2kmで行けるとあります。
ちょっと、どうしようか悩みましたが、
貴船神社に行ってみることにしました。
そして、行って大正解でした。

貴船神社に着いて、
ここは京の水源地として、森を保護する必要性から
聖地としてとても重用視された地だったということが、
よーく分かりました。
おばさんに教えて頂いた「鞍馬しぐれ」
川の合流点を祀る「梶取社」
全て、水源に因んでいきます。


京都、つまり、日本の都は、この地を守り続けることができたことから、
水源が枯れることなく、栄え続ける事ができ、
安定した国家を維持し続けることができたんだと、
この、貴船神社に来て、私は思いました。

古来より、世界各地の都市が、水が枯れることで消えています。
ところが、日本の京は、千年、二千年もの間、
水が枯れて生活環境が破壊され、都市機能を維持できなくなる
ということはありませんでした。
それは、水源である森のあるこの地を、
聖地として手を付けを守り続けることができたことが大きいと思いました。

貴船神社の前宮では、
桂の木を御神木としていて、
http://www.panoramio.com/photo/86303359
そこに「神道では、体内の気が衰えることを気枯れといい・・・」
という説明があり、
http://www.panoramio.com/photo/86303383
「汚れる」とは本来「気枯れ」から生じたもので、
それは最初に「木枯れ」から生じるものだったんだ
ということに納得しました。
前宮から奥宮に向かっていくと、森は更に濃くなっていくという印象があり、
大木、古木が増えて行きました。
途中には、夫婦杉があり、
http://www.panoramio.com/photo/86303819
『連理の杉』と呼ばれる楓と杉の合体樹がありました。
どちらも夫婦の縁を作る古木としてご神木にされていましたが、
『連理の杉』については、
その根を切って無理矢理そこに祠を建ててあり、
http://www.panoramio.com/photo/86303537
祀るのは良いけれど、守らなければならないモノがなんなのか
その守り手であるべき神主が、分かっていない愚かな行為があって、
悲しくなりました。
祠は、その地を守るためのマークにすぎません。
それをその最も大切な木を枯らすような建て方をすることに
憤りさえ感じました。

その後、鞍馬寺に行きました。
鞍馬寺に行って分かりました。
鞍馬寺は同じ同じ貴船川の右岸にあって、
貴船川の右岸の森を守るために、貴船神社を祀り、
貴船川の左岸の森を守るために鞍馬寺を置いた。
という印象でした。

一応、鞍馬寺の本宮まで登っていきましたが、
その頃には、本殿にお参りに行くことそのものには、
あまり意味があるようには思えなくなっていました。


私が、鞍馬寺を訪れた理由は、
その昔、私が子供の頃、
「鞍馬天狗」という高橋英樹が主演した子供向けの時代劇があって、
一度はその鞍馬山に行ってみたかった。
ただ、それだけだったんですが、
結果として貴船神社に呼ばれて行ってきた形になりました。


鞍馬寺に行ってから、鞍馬寺の奥社は、
貴船神社のすぐ近くにあることを知り、
再びそこまで登ったものかどうか、迷いましたが、
その建物自体にはあまり意味がないと思い、行くのは止めました。


そこから、途中で不動温泉という温泉に浸かってから
明日の朝は比叡山に登るべく、坂本ケーブル駅までいくのが
今日の目標です。


上賀茂神社まで戻って来て、
更にその下の北大路まで来たところで、
サドル下からバキッっと音がして、
サドルがブランとなってしまいました。
サドルを固定していたボルトが折れてしまったみたいです。

サドルにただ、座れなくなっただけですが、
これでは自転車に乗っていられません。
GoogleMapで自転車店を検索すると、
近くにアサヒという自転車販売のチェーン店があったので行ってみると、
「そのボルトだけでは安全が保証できないので売れない。」
と言われてしまいました。
「サドルポールを買って頂ければ・・・、」なんてことを言われましたが、
正直、私は、がっかりしました。
たぶん、今後、私はアサヒに入ることはないだろうと思います。


ちょっと見てみると、荷物が重くて、その荷物の重さに負けてへたるので
ほとんど使っていないスタンドを留めているボルトのひとつが、
太さも長さも、使えそうなのを発見し、スタンドを取り外し、
その一つのボルトをサドルの固定に使い、
とりあえず、応急処置をして、走り出すことができました。


途中、京都の裏街道、
特に何の美観保護区でもないところが
綺麗に壁の色が統一されていて景観が良い街並みがありました。
日本では、このように景観を整えた街並みって少ないですね。
http://www.panoramio.com/photo/86301409

大田神社の入口に通りかかり、
立ち寄ってみました。
古来より、カキツバタで有名だった神社のようです。
おかげで裏側の森も保護されていて、
なかなか良い気を発しています。


不動温泉まで行くと、
御不動さんは開いていましたが、
不動温泉は木曜日が定休日だとのことで、閉まっていました。
その隣に、もう一つ、隣にも温泉がありますが、
入浴料が1,500円もするようなので、止めました。

ここの御不動さん、民家の二階みたいな処にあるんですよね。
http://www.panoramio.com/photo/86302256
これってなんだかよく中国で見たような気がします。
何となく中国の旅が懐かしく思い出させる風情でした。

後で、再度不動温泉のHPを読むと、
ラジウム泉で珍しいとはいえ、入浴料が1,300円もしていました。
1,300円出したら、かなり、贅沢な風呂に入れそうなイメージですが、
不動温泉の外観に違わず、HPに見る風呂の中も、
これで1,300円も取るの?というみすぼらしい風呂です。
この、汚らしさが「秘湯」的で、興味を引く温泉でしたが、
入らなくて良かったと思うことにしました。



今日は、無理して、比叡山に登ることを諦めているので、
時間に余裕があります。
明るい内に、大津市の坂本に辿り着きました。
慌てて、ケーブル坂本まで行く必要がないので、
琵琶湖沿いに走っていると、
四阿があるねぐらに良さそうなポイントがいくつかありました。

時間もあるので、雄琴温泉まで行こうかと思いましたが、
ネットで検索しても、入浴だけのお客を受け入れる手頃な施設が
、ありそうにないので、
坂本からそれほど遠くないところにスーパー銭湯「やまとの湯」
というのを見つけて、その風呂に入りました。
スーパー銭湯としては、ちょっと高めの700円でしたが、
なかなか良い風呂でした。
その後、コインランドリーを見つけ、
コインランドリーで洗濯をしました。
このコインランドリーは、一番小さな洗濯機が500円と
ちょっとばかり高めでした。
どうも、この辺、物価が高いような気がします。
そして、全ての洗濯物を詰め込んで洗うつもりが、
銭湯で着替えた服を洗うのを忘れてガックリしました。


ねぐらは、四つ谷という信号のすぐ脇にあった
琵琶湖を見渡せる地にある四阿としました。
トイレ水道こそないものの、自転車を引き込んで
ベンチの上にマット寝袋を敷き、
必要とあればテントも張れるという、とても使いやすい構造でした。

私がバーナーで調理したりしている間、
結構若い人が訪れたりしていましたが、
干渉されることはありませんでした。


本日の走行距離は、62kmでした。
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テーマ : 自転車旅行
ジャンル : 旅行

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ねこって

Author:ねこって
 世に巣喰う(金融,医療,エネルギー等の)利権を排除し、メディアによる染脳から脱却し、オルタナティブな社会の実現を目指しています。
 キーワード、国民配当(ベーシックインカム)、千島学説、地球環境蘇生運動 

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