スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

高橋是清

 この正月は、喪中のため、新年のご挨拶はありません。
 年末は、新御霊ということでご近所の何軒かが御霊様にお参りに来ましたが、
 正月中は、門松なんか飾ってはいけないし、恒例の親戚への年始参りも
 神社仏閣への初詣でも行っちゃあいけないよ。
 なんて、親戚から釘を刺され、

 ついでに、娘は元旦の朝から38度の熱
 時間を持て余して、読書とビデオ三昧の正月となりました。


 私が、この年末興味を持ったのが
 『高橋是清』という人、

 昨年のNHKでやった司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」の中で
 西田敏行分する高橋是清が、奴隷になったことがある。
 といっていた言葉が気になって、
 伝記を読んでみたくなったのでした。


 高橋是清氏は、戦前、6回の大蔵大臣と、1回の総理大臣を経験していますが、
 まともに学校らしい学校を出ていません。
 ほとんど、独学であらゆる知識を得た人でした。
 そして、ドラマの中で、自分が奴隷になったことがあると言っている時に、
 相当に運も良いと言っているように、相当に運が良い人生を歩んでいたとも言えそうな
 人生を歩んでいます。


 運が悪かったと言えるのは、
 二・二六事件で殺されたというところが一番大きいと言えるかもしれませんが、
 そのときの年齢が82歳、生きているのが奇蹟と言える年齢でした。

 それまでは、どんなに身を持ち崩していようとも、
 誰かどうかが手を差し伸べて、彼の身を救うということをしてくれていました。

 「その、自分は運が強い」という信念をして、
 戦前の軍部が教権を握り、好き放題の政治をする時代に、
 6回もの大蔵大臣を経験し、
 最後まで軍にたてつくことができた唯一の閣僚に成れたのだと思えます。


 そして、今、このデフレの時代こそ、
 改めて、高橋是清に注目すべきではないかと、
 私は思っています。

 彼は、昭和6年(1931年)の犬養内閣の時、4回目の大蔵大臣となり、
 その世界不況の時に、金本位制を捨て、日本国債の全てを日銀が引き受ける。
 という大なたを振るうことで、日本が世界で最初に世界恐慌から抜け出す国にしました。
 また、世界中が緊縮財政を敷く中で、
 唯一、ケインズが現れる前にケインズ的積極的財政政策を採り、
 日本のケインズと称されることもあります。

 そして、今、日本で、また世界中で、その当時と同じことが起きています。
 世界中がデフレとなって、世界中の政府が大きな赤字を抱え、緊縮財政を敷いています。

 今回は、何処にも金本位制を敷いている国はありませんが、
 それに変わり、国債価格、国債の利率が各国の債券発行を阻んでいます。

 高橋是清のやった、国債の日銀引き受けは、
 その後、軍政権の資金調達のための手法として利用され、
 日本の軍国化を加速させ、裏付けのない国債の発行の累進化は、
 最終的にハイパーインフレを引き起こすという結果を生みました。

 それをして、高橋是清のやった、
 財政出動と、国債の全面日銀引き受けが悪いことだというのは
 間違いです。
 少なくとも、それにより、日本は世界恐慌から真っ先に抜け出すことができたのですから。
 ただ、その後、二・二六事変で高橋是清が兇弾に倒れ、
 軍の暗殺を怖れ、誰も軍の暴走を止めることができなくなってしまったのは、
 日本の不幸でした。

 でもそれすらも、現在の日本の状況に酷似していると思いませんか?
 今は、「軍」ではなく、様々な利権構造の中でその正体はぼかされていますが、
 利権を握って手放そうとしない連中がいることは、3.11後の電源、原発行政の在り方から
 垣間見れているのではないでしょうか?


 私は、デフレの原因は、お金の偏在化が生みだしていると断言します。
 お金が世界をまんべんなく巡ることができなくなってしまったことから
 デフレは起こります。

 お金をたんまり持っている人はそのときそのときで必要な金しか使わず、
 残りのお金は更なるお金を求めて投機に廻ります。
 庶民は仕事なく、お金なく、生活に貧窮します。
 それがデフレです。

 そして今回のデフレは更なる産業の機械化、コンピューター化が生みだしています。
 これまで100人で作っていたものを一人で簡単に作ってしまえる時代です。

 本来、機械化、オフィスオートメーション化は、
 人の生活が楽になることを目指して生み出された社会資本のはずです。
 にもかかわらずその技術による成果は、
 100人の内99人の人の仕事を奪い、
 その99人が生活できず、消費者になりたくても消費者になれず、
 生産だけが過剰に余ってしまうという状態を生み出しました。



 そういう今こそ、
 『高橋是清』を見直す時期ではないかと
 私は思います。


 そして、オートメーション化による社会資本の恩恵は、
 平等に社会に分配されるべく、
 国民配当(ベーシックインカム)として、
 全ての人に配分されるべきだと考えます。
スポンサーサイト

テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ねこって

Author:ねこって
 世に巣喰う(金融,医療,エネルギー等の)利権を排除し、メディアによる染脳から脱却し、オルタナティブな社会の実現を目指しています。
 キーワード、国民配当(ベーシックインカム)、千島学説、地球環境蘇生運動 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ご来場
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。