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日本のマンガアニメ文化輸出

 かつて日本のアニメは、東アジア文化圏のもので、
 世界に波及することはないと思われていたようです。

 というのも、およそ25年ほど前、日本のアニメキャラについて
 とある日本人が、どのキャラがかわいいかと海外に於いて質問した際、
 「2次元的なアニメキャラに、なにか人間的人格的な要素を感じることは出来ない、
  だから「可愛いか」と質問されても、答えようがない。」
  と返事をされたと言われることからです。
  それに返事ができたのが東アジアの中国、韓国の留学生だけだった
  ということでした。



 西洋での日本のアニメの進出をみると、
 キャンディーキャンディーが1978年9月にフランスで放映が始まり、
 当時、日本人の子供がこれは日本のアニメだと言ったところ、
 そんなはずはない。これは純フランス産のアニメだとぼこぼこにされたという
 噂を聞いたことがありました。。

 その頃は、1978年7月にUFOロボ グレンダイザーが放映され、
 クリスマスには、男の子はその合体するおもちゃが、
 女の子は:キャンディーキャディーのお人形さんが
 大人気だったという話も聞いたことがあります。

 その前に、「ジャングル大帝」1972年、
 「リボンの騎士」1974年に放映されていたといわれていますが、
 人々の心に残すことはなかったのかもしれません。
http://www.geocities.jp/mmepilot75/animefrance/1978.htm

 つまり、その頃10歳前後だった世代から、マンガへの親近感を
 植え付けていくことになったんだと思います。


 私は1980年代中頃、初めて海外に出て、タイに立ち寄っていますが、
 その頃はすでにかなりの日本のアニメがTV放映され、
 マンガがタイの屋台の本屋を賑わせていたのを覚えています。
 その頃見たタイの屋台のマンガが、鏡写しになっており、
 その頃は、何故鏡写しになっているのか理解できませんでした。

 しかし、この日記を書くに当たり調べていると、
 「後ろから進む文字や絵」という文章から思い至りました。
 日本の本が右側から読むのに対し、
 タイでは左側開きにしたかったため、
 そのようにしたことが、今更思い至った次第です。


 と、当時では、日本のマンガ文化が、
 アジアではかなり普及していたのに対して、
 ヨーロッパでは、その頃ようやく、アニメを通して
 普及し始めたといった様子です。


 ドイツでは、更にフランスに遅れること10年後、90年代から火がつきました。
 91年にドイツで公開された「AKIRA」からそれは始まったとされます。
 それ以前に、『アルプスの少女ハイジ』などが放映されていましたが、
 それほどのインパクトは与えていなかったようです。



 この「AKIRA」については、世界的にインパクトを与えています。
 というのも、それまで、アニメは絵本と同じように、
 幼い子ども達に対する文化で、
 大人が楽しむものだとは、誰も思っていなかった。
 というところに因ります。

 ところが この「AKIRA」は、大人向けのアニメであり、
 大人が楽しむだけの質を持っていたということです。
http://www.geocities.jp/laugh_man_is/dai8kai.htm
 そして、世界各地で「AKIRA」は多くのファンを獲得し、
 日本のアニメの普及の役を大いに買ったということのようです。

 おそらく、それまでに、子供時代に、アニメに親しんできた人達が
 成長し、大人になっていて、
 大人向けのアニメを受け入れる下地ができていたことも
 影響していると思います。


 先に、子供向けのマンガで先行し、
 後から大人向けのマンガが指示を集めるというのは、
 日本でも起こった現象です。

 このように、日本に遅れること20年~30年で、
 他の国々に於いてもアニメ文化が形成されて、
 日の本アニメ文化を身近なものとして感じるようになった
 のではないかと推察されます。


 中東では、文化的な問題もあったようですが、
 それでも2000年以降にはかなり普及してきているようです。

 最近あったガザでデモの写真の中にこんなものが、
ガサのデモにハルヒちゃん


 凉宮ハルヒちゃんじゃないですか!!
 なんだか、胸が痛くなります。




 日本でアニメが普及した理由は、
 手塚治虫氏が、非常に安く鉄腕アトムの製作を請け負ったことに拠るもの
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20070110/teduka
 と考えて良いと私は思っています。

 人によっては、手塚治虫が制作費を安くしたことで、
 後輩のアニメ制作者の人件費を落としたとの批判をしていますが、
 ドラマなど他の番組に比べ、安く製作でき、視聴率も稼げたということは、
 それだけ番組の枠も、多くした。ということにも繋がったはずで、
 そのマンガや、アニメで育った人達が、
 その制作者にもなって行くという循環が起こり、
 市場が更に拡大し、日本を代表する産業になって行った
 と考えて良いのではないでしょうか。




 最近では、アニメもさることながら
 初音ミクもかなりな勢いを持って世界中に普及していると言われています。

>>「2012 ロンドン五輪オープニングセレモニー」で
>>パフォーマンスをしてほしいアーティストの投票
>>第1位を獲得しているのが、ボーカロイド「初音ミク」なのだ。
  とか

>>LA最大の「ノキア・シアター」に5000人を動員し、
>>その観客を熱狂の渦に巻き込んで。
  とか
http://www.netventure-news.com/news_7eH6vCiws.html


 初音ミクがここまでヒットした理由には
>>発売元のクリプトンはキャラクター画像については非営利であれば
>>ほぼ自由な利用を認めており、ユーザーによる歌声の利用だけでなく
>>キャラクターを用いた創作活動をも促進する形がとられている
 に依るところが大きいようです。

 このことは、現在の著作権法が如何に、
 この社会の発展を阻害しているかの裏返した現象と
 捉えることができるのではないかと、私は考えています。


 これは、初音ミクに限ったことではなくて、
 日本のアニメも、ディズニーキャラクターのように
 強固な著作権を振り回すことが少ないというのは、
 世界に普及する大きな原動力になっていると思います。

 それは、日本のアニメの輸出が、
 日本の製作会社が積極的に海外に打ち出していって
 普及していったものではないからです。

 1970年頃、日本の高度成長に世界が注目し、日本に来た人々が、
 日本に滞在していた記念として、マンガやアニメを持ち帰り、
 それをクールと感じた人々が
 「後ろから進む文字や絵」を格闘しながら、
 アンダーグラウンドなネットワークを通じて
 広がっていったからに他なりません。
http://cruel.org/other/animeprogress.html


 これは、ディズニーアニメの普及の仕方とは一線を架します。

 いまや、アニメ産業は、様々な工業製品の輸出が伸び悩む中
 日本の輸出産業の救世主になっていますが、
 それは、あくまでも、日本の産業界が意図的にプッシュし続けて得たものではなく、
 著作権の主張の前に、すでにある程度認知をされていて、
 その普及状態に載って、後から著作権が主張され輸出産業になって行った
 という経緯を踏んでいます。


 私は、著作権にしても、特許にしても、
 現代に於いては、5年も保護すれば十分だと考えています。
 でなければ、その保護が、社会の発展を阻害することになるでしょう。

 現代の世の中、インターネットの普及によって
 かつてないほどの早さで情報が飛び交う時代となりました。
 それに対して、特許、著作権という形で、二次利用の制限を掛けることは
 それは、逆に社会、世界の発展を阻害させることになっていると
 考えて良いのではないかと思います。


 この世界は、積極的に特許、著作権に対する処置を厳格化すると共に
 逆にその期間を短縮することで、
 この世界、社会を健全に発展させていくことが可能になると思います。

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 世に巣喰う(金融,医療,エネルギー等の)利権を排除し、メディアによる染脳から脱却し、オルタナティブな社会の実現を目指しています。
 キーワード、国民配当(ベーシックインカム)、千島学説、地球環境蘇生運動 

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