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蟻からキリギリスの時代に向けて(2)

副題 貧困がなくならない理由、金利で肥え太る金融システム

蟻からキリギリスの時代に向けて(1) 

 おそらく、現在のような社会システムがなかった時代の南の国では
 食料が余ったら、それを分け合って、
 ゆったりと暮らしていたのではないかと思います。

 現代の人々は、食料だけでは満足しなくなったということはあったとしても
 この世界、実際には70億の人が生きていても
 それほど食糧不足の状態ではないのです。
 ただ、食べものを無駄に食い散らかして、捨てている人々がいる一方で、
 未だに飢えと貧困で苦しみ、死んでいく人が居ます。

 それは、地球上には70億人が暮らすには食料が不足しているから
 と言う人が居ます。
 しかし、それは本当の事でしょうか?

世界飢餓にまつわる12の神話
http://journeytoforever.org/jp/foodfirst/report/hunger/12myths.html

 つまり、世界の食糧は足りているにもかかわらず、
 その配分の仕方に問題があって
 年間1500万人から1800万人が死んでいるということです。


 実はこのことは他人事ではなく、
 私たちの身にも降りかかり得る事なのです。


 先日埼玉で家族三人の餓死者が発見されました。
 年間日本では50-100人の人が餓死しているそうです。
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000001202220002
 餓死する前に、生活苦で自殺する方も多く、
 自殺者数は年間3万人と言われています。

 日本国内、誰かが餓死しなければならないほど
 食料が不足しているのでしょうか?

 「日本国内の食料が不足している。」などと
 思っている人は一人として居ないと思います。

 にもかかわらず、餓死者が出る意味を
 私たちは真剣に考えないと、
 いつか我が身に降りかかることも有り得るのです。




 何故、世界から貧困がなくならなかったのか?
 私は若い頃、それは、途上国の人々の「教育不足が原因である。」
 という教育から学んだ理由を鵜呑みにしていました。

 ところが実は、「知識不足」の状態にあるという点は間違っていなくても、
 その「知識不足」は、自分も含めた先進国の人々に於いても全く一緒だったのです。
 何故かというと、「搾取のピラミッド」構造の知識が
 ごっそりと人々の知識から抜け落ちていて、
 支配者層に都合良く染脳されていることに気づいて居ないからです。



 多くの人が、新しい知識、先端の技術が習得できれば
 より豊かな未来が待っていると信じています。
 あなたが職生活保護を受けなければならなくなった時、
 働く意思があるかないかを尋ねられ、
 働く意思があるのに仕事がないなら、
 職業訓練を受けなさいと言われます。

 確かに、個人個人のレベルに於いては
 競争で勝ち残る事ができることから、その考え方は間違ってはいませんが、
 そこに、「搾取のピラミッド」が存在する限り、
 最底辺で餓え続ける人々は存在し続けるのです。

 そして、そのような飢えた人々は、「働かないから飢えるのだ。」
 と思うようにさせられているのです。
 ところが現状では、あっちの業界も、こっちの業界もデフレで人が余り
 あっちにもこっちにも職を求める人ばかりが余っいるだけに人件費は安く
 日日の生活費を稼ぐのも容易ではなく、
 そこに働けない何らかの事態が起きた時
 窮地に立たされることになります。


 豊かな生活をしている人々は、貧困キャンペーンなどで、
 餓え苦しんでいる人々の現状を知った時、
 かわいそうと感じ、援助したいと思って寄付したりする訳ですが、
 結局多くの場合それは、
 「搾取のピラミッド(搾取構造)」を維持するのにしか役に立たないことが多いようです。


 どんなに、新しい生産技術が生まれようとも、
 そこで生産されたほとんどの果実をその生産者ではなく、
 そのシステムの上位者が吸い上げていってしまうのですから
 最下層の人々は常に貧困と飢えに苦しむというのが
 現在の世界システムなのです。





 実は、聡明な19世紀の日本人はそのことに気づいて居ました。
 気づいて居たからこそ、自分たち、自分たちの国民が、
 そのピラミッドの底辺に追い落とされないよう。
 明治維新を起こし、
 開発が遅れていたアジア諸国の利権を求めて、
 「五国共和」を唱えて国民を煽り、欧米諸国と同じ手法で
 遅ればせながらも、アジアへの進出をしていったのです。

 国内向けには「五国共和」という宣伝文句を使っていますが、
 実際には植民地政策で、「搾取のピラミッド」の輸出でした。

 当時は、日本もそれをしないと、西欧諸国列強に日本も浸食されて生き残れないと
 日本の国を牽引していた人達は本気で怖れていたと思います。
 そして日本も、世界の中で何処の国の支配ピラミッドが最も大きく強いかの
 競い合いの世界に足を深く踏み入れていき、
 その結果として、大東亜戦争に至るのでした。




 今は、植民地はなくなりましたが、その代わり、
 近代に於いては、「国際援助」という言葉を使いながら、
 『借款』で相手国を借金地獄に陥らせ、
 搾取しているという同じ構造がそこに視られます。


 これは、零細農家が農奴になる過程に似ています。
 零細な農耕をしていた人達のところに飢饉が襲い、
 食べるものが尽き、種までも食べ尽くし、土地を担保に借金をして、
 食料、種籾、肥料、農薬を買ったところ、
 その翌年も飢饉となって、その借金と利払いのために土地を売り、
 自作農家から小作農になってしまいます。

 この小作農家は、毎年得る収穫のほとんどを
 小作料と、借金の返済のため持って行かれ、
 毎年借金をしないと食べることも何か買うこともできない状態となり、
 事実上、奴隷状態になってしまうのです。


 本国のほとんどの人々は、そのことに気づいて居ません。
 先進国の人々は、かつては植民地、今は途上国の人々を
 知識が遅れた連中と差別意識で見下げて視ています。
 ですが、実際には、「搾取のピラミッド」のより下層に落とし込められ、
 搾取され続けてきた人々でしかありません。


 おかげで、食うや食わずの最下辺の膨大な量の被支配者層を
 先進国の国内からは見え難くすることで、
 先進国では国内の秩序を保つことができました。

 それが崩れてきたのは、奴隷などにして国内に連れてきた植民地の人々を
 人道を理由に、自国民として受け入れ始めてからです。
 彼らの自国内への進出が、国内の人々の目に晒され、
 最下層労働者として扱うか、一国民として扱うかという問題となり、
 そこで起こる様々な社会不安を呼び覚ます結果となりました。
 それは、明らかに目に見える形で国内問題となって、先進諸国を覆っています。

 日本では、日本国内で強制労働させた韓国人、朝鮮人に対して、
 同様の事が起きています。






 権力者というのは、一旦権力を持つと、その権力を
 更に大きくしたくなる傾向にあるのは、世界共通です。
 豊臣秀吉が、日本国内の統治に飽き足らず、
 朝鮮まで攻め入ったのも、それが理由です。

権力者の歩く道 2012-02-25
http://chifmi.blog.fc2.com/blog-entry-63.html



 第二次世界大戦までは、途上国を植民地化することで
 そこから様々な資源を収奪し、本国に送ることで
 本国の人々に利益をもたらしました。

 しかし、第二次世界大戦後は、
 虐げられた植民地政策に耐えかねた民衆が蜂起し
 世界各地で独立運動に火が付いて独立国が生まれました。

 それに対して、先進国が植民地化政策の代わりに
 彼らに金を貸すことで支配する方法を執りました。

 貸した金は利子を付けて返さなければならない。
 それが独立した元植民地の国々に、
 独立国と認める代わりに課した陰謀です。

 先進国の資本家は、工業製品を買ってもらうのに
 金を貸し付けました。
 それを返してもらうため、非効率な庭先の多種栽培の農業形態から
 効率的なプランテーション農業で輸出振興することが必要だと解き、
 緑の革命を推し進め、農産物の価格破壊を実現しました。

 それにより、途上国では年々借金が膨らんでいくことになり、
 植民地時代以上に、貧困度を増していきました。
 更に、その国で資源が見つかると、その採掘権を安く買い叩き、
 その採取のためのインフラを採掘されれば儲かると欺し、
 『借款』により整備させ、再びそれらの資源も、
 市場に溢れさせることで暴落させ、途上国には借金だけを残し、
 その資源の収奪権だけは資本家が確保し続けました。

 これは、先ほどの零細農家が農奴に化す過程そのものなのです。



 それが、かつての領主に代わる現代の支配者たる資本家の
 植民地政策に代わって用いられた世界支配の手法です。

 そんな訳で、途上国の一般庶民は自分が望んだ訳でもない国の借金を
 安い労働力で支払い続けなければならない立場に追い込まれ、
 収奪され続ける立場に堕とし込められた訳です。

 最近ではヨーロッパで、ギリシャがこれと同じ事が起きています。


 ここで私たちは、借金をしたら、返すのは当たり前というのは
 まだ、良いにしても、
 そこに『金利をつけて』返すことに注意しなければならないと思います。
 ほとんどの人々はこのことに、何の疑問も持っていないようです。


 この世界の中で、持っているだけで増えていくモノって何があるでしょう?
 自然の中に何かあるでしょうか?
 手を加え、世話をすることで、増えていくものはあります。
 ですが、ただ置いておくだけで増えていくものはないどころか、
 普通、自然界にあるものは、置いておくと劣化、腐蝕して、
 元の形を留めないのが普通です。


 その中にあって、誰かに預けておくだけで増えていく金利というものが
 かなり特殊なものだと理解して良いのではないかと思います。



 面白いことに、
 様々な宗教に於いて、金利を取ることを禁じています。
 有名なところでは、
 イスラム教では、シャリーア(イスラム法)において利子を取ることを禁じています。
http://www.jgnn.com/si/archives/2008/06/post_8.html


 キリスト教に於いても、
 聖書の「出エジプト記」22:「もし、あなたがわたしの民、あなたと共にいる貧しい者に
 金を貸す場合は、彼に対して高利貸しになってはならない。
 彼から利子をとってはならない」と記されていることは知られたことです。
 アリストテレスが『政治学』で「貨幣が貨幣を生むことは自然に反している」と述べ
 カノン法で利息取得を禁止していました。
http://kinri.oniz.name/4.html

 そろそろ、
 現行の金融システムが、本当に正当なものなのかどうか、
 考え直さなければならない時に来ているのではないでしょうか?



蟻からキリギリスの時代に向けて(1)

蟻からキリギリスの時代に向けて(2)
蟻からキリギリスの時代に向けて(3)
蟻からキリギリスの時代に向けて(4)
蟻からキリギリスの時代に向けて(5)





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 世に巣喰う(金融,医療,エネルギー等の)利権を排除し、メディアによる染脳から脱却し、オルタナティブな社会の実現を目指しています。
 キーワード、国民配当(ベーシックインカム)、千島学説、地球環境蘇生運動 

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