スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

蟻からキリギリスの時代に向けて(3)

副題 世界の資産を巻き上げる投資産業界

(1)
(2)



 世の中には、生産活動をすることなく、生活している人が居ます。


 そのような人が居るということは、
 この社会に、余剰生産があって初めて可能になります。

 かつては、そのように生産活動に従事しない人々を、
 領主とか貴族と呼んでいましたが、
 貨幣経済が世界を支配するようになり、
 今はそのような人々を資本家とか、資産家と呼んでいます。


 金利は、元々ギャンブルから生まれました。
 つまり、貸した金が返ってくるか返ってこないかのギャンブルの中で
 そのリスクをヘッジして、金利と手数料が加えられたということです。

 その内に、その金利が別の価値を持つようになりました。、
 つまり、借りざるを得ない者から資産を巻き上げる手段としての価値です。

 日本語ではそれを高利貸しと言います。
 貸す方は、始めから返してもらうことを期待していません。
 彼らは、担保を巻き上げることを目的として金を貸すのです。
 借りる方は、明日の食べものを手に入れるため、
 止むに止まれず借金をします。
 返せないことは分かっていても、今日の餓えには敵いません。
 このことは(2)で詳しく書きました。


 資産家、資本家というのはそうやって、
 人々の生産の上前を刎ねて、搾取し肥え太る構造ができています。

 そして、彼らは、その資産を使い、投資活動を行います。
 投資家の中には、自分が働いてこつこつ貯めた金を投資に使って、
 労働から免れることができるようになった人も居るでしょうけれど、
 私は、生産活動をしていないこれらの人々を、労働者だとは考えません。
 彼らは、ギャンブラーです。


 投資家に社会的価値があるとしたら、
 その先見性により、社会が必要としている事業に資金を提供し、
 その事業が成功することを支援することですが、
 目先の株価の変動に一喜一憂し、
 為替の変化を気にしながら切った張ったをするのは
 ギャンブルでしかありません。

 現在の社会に於いて、
 本来の投資活動をしてくれる投資家はほとんど居ないのが実情です。

 投資、投機市場はGDPに影響を与えますが、
 この投資市場は産業と言って良いものでしょうか?


 投資投機市場には生産物がありません。
 ただ単に夢の泡を売って稼いでいます。
 とはいえ、確かに、パチンコ店経営は「産業」と呼ばれていますが、
 他のサービス業と同じく生産物はサービスなのでモノとしてはありません。

 そのことから、もしかしたら「投資産業」と呼んでも良いのかもしれませんが・・・、
 私は、パチンコや競馬を含め、バクチを産業と言って良いのかどうか
 ちょっと考えてしまいます。

 ついでに、
 一度ギャンブルで贅沢することに味をしめてしまった人は、
 その同じ夢を見続けたがるというのが通常で、
 そうなると、もう生産活動に戻るのが難しくなってしまうもののようです。
 それは、投資、投機の世界でも一緒で、
 彼らは、自分の財産がスッカラカンになるまで
 その世界から足を抜くことはできません。
 まるで投資、投機の世界には、麻薬のような効果があるかのようです。

 そして恐ろしいことに、その「投資産業」は、
 実に八百長も平気でやっていて、
 意図的に会社を倒産に追い込んだり、株価をつり上げたりし、
 情報戦を仕掛けることで、
 個人投資家やら、自分の配下にない機関投資家から
 掛け金を巻き上げることをしているのです。

 最近では、半導体大手エルピーダに関わる空売りを
 ゴールドマン・サックス(GS)とクレディ・スイスがやって大儲けした話があります。
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/28630362.html
 保険大手AIG救済において、
 元米財務長官ガイトナー氏がやったことも暴かれました。
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/28670190.html

 このようにして、あの手この手で
 最終的には、多くの資本家の資産も投資市場の中で
 胴元の「投資産業」にその全ての財産を奪われていくことになります。



 元々ヨーロッパの文化には、『共生』という考え方はありません。
 ですから、相手を征服し、自分たちが支配するか、支配されるか、
 という対立的な考え方をします。
 その末裔が、今世界の経済の大半を牛耳っている投資産業界です。


 王侯貴族の時代、彼らは世界を領土的に支配し、
 各地に植民地を作りました。
 それは軍事的が力を背景に
 自分たちの経済的価値観を他の国々に押しつけたことから
 可能になりました。

 アフリカや、アメリカ大陸で暮らしていたネイティブにとって、
 ヨーロッパ的『所有』という感覚は理解できませんでした。

 元々、土地に、『所有権』があるなどと、これっぽっちも思っていなかったでしょう。
 彼らが持っていたのは、「分配権」と表現した方が良いもので、
 今の私たちの抱いている『所有権』とは異なるものです。

 当然、狩りをして得た獲物は自分のモノと主張する訳ですが、
 あくまでもそれは、『所有権』としての自分のモノと言うよりも
 「分配権」としての自分のモノで、それそのものは誰の所有物でもなく
 あえて言うならば、神の所有物と考えて良いものでした。

 それは、狩猟に留まらず、農耕に於いてさえ、当てはまり、
 得られた作物も、その土地も、『所有』しているとは考えていなかったはずです。


 そこにやってきたのが、西洋からの支配者でした。
 彼らは、持っている殺人兵器の優位性を利用し、
 あらぬことか、人までをも所有、売買し、領地を広げていきました。


 ヨーロッパからの支配者が来るまでの彼らは、貧しかったのでしょうか?
 確かに、今で言うところの、「原始的生活」だったかもしれませんが、
 誰かのモノを奪わなければならないほど卑しい生き方をしなければならない人は
 少なかったはずです。

 彼らが貧困と飢えに苦しむようになったのは、
 ヨーロッパ諸国に支配されて以降のことです。


 東洋に於いても、日本に於いても一緒ですが、
 領民が貧しくなるのは、統治者の搾取が原因です。

 まつりごと(政)は、元々、仲間の生存を計ってなされるものでした。
 経験と、先見の明がある者がリーダーとなり、長老として敬われたり、
 霊感があり、神の神託を告げることができた者が巫女として
 仲間の生存を確保していくために、選ばれました。
 それが、原始共同体です。

 そうする中、隣の部族との間で縄張り争いが起こり、
 それにも対応する必要が生じてきました。
 その当たりから、『所有権』という権利が生まれてきたのかもしれません。

 つまり、人々から選ばれるリーダーに対して、
 そのリーダーの地位を恒常的に我がものとしようとする者が現れてきて、
 それを実現した時に、統治者が生まれたと考えて良いでしょう。


 そして、統治者が生まれることで、それを管理する必要性から、
 支配構造としてピラミッド構造の上意下達の方式が
 生み出されたと考えて良いと思います。


 そして現代社会に於いては、
 そのピラミッド構造が自由と平等の名の下に、表面上は隠されていますが、
 実際には、金利によって、低所得者層の収入を吸い上げることで
 それを実現しています。


 じゃあ、投資家が居なくなったら、
 経営者はどうやって会社の経営資金を調達するのだ!
 という疑問を抱かれる方がいらっしゃると思います。


 それに対しては、
 信用金庫や、信用組合といった
 地方の小規模の銀行の仕組みが参考になります。
 また、投資家を社外に求めるのではなく、
 所属している社員の株主化への積極的支援が
 経営者の暴走を抑え、経営基盤の安定化を生み出します。
 ただし、従業員持株会は廃さなければ、その制度は従業員のためにならないことは
 付け加えておきます。
従業員持株会の問題点
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/law/lex/97-6/michino.htm

 つまり、地産地消のみならず、そこに地域内投資を加えることで
 そこで暮らす人々の生活が豊かになって
 その地域での経済が活性化し巡ることになります。

 それが可能な社会が生まれた時、
 その社会から、金利を不要とし、
 ギャンブル的な投資投機市場を廃することが可能になると考えます。




消費増税論議に乗る前に、われら国民は本来、受け取るべき預金利子を
財務省と金融機関に搾取されていると気付け!
新ベンチャー革命 2012年2月22日 No.536




共同体社会の実現に向けて-21 ~実現論序6 
新時代を開くのは、共同体企業のネットワーク(その1)~
日本を守るのに右も左もない 2012年03月01日





蟻からキリギリスの時代に向けて(1)

蟻からキリギリスの時代に向けて(2)
蟻からキリギリスの時代に向けて(3)
蟻からキリギリスの時代に向けて(4)
蟻からキリギリスの時代に向けて(5)





スポンサーサイト

テーマ : 予言
ジャンル : サブカル

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ねこって

Author:ねこって
 世に巣喰う(金融,医療,エネルギー等の)利権を排除し、メディアによる染脳から脱却し、オルタナティブな社会の実現を目指しています。
 キーワード、国民配当(ベーシックインカム)、千島学説、地球環境蘇生運動 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ご来場
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。